高校時代のドイツへの交換留学プログラムが、私の人生にもたらしてくれたもの(多葉田愛さん)

チョコレートで有名なドイツのチョコレート工場にて
チョコレートで有名なドイツのチョコレート工場にて

 

■「自分の意見をいうのが難しく、YES・NOがはっきり言えませんでした。」

 

–学校の次は、ホームステイについて聞かせていただけますか?どのような家庭にステイしていましたか?

はい、私のホストファミリーは、4人家族で、建築家のお父さん、お母さん、そして、お兄ちゃんとニーナでした。

 

–ステイ生活はいかがでしたか?

ホストファミリーはすごく温かくていい家庭でした。

お兄ちゃんはあまり家にいなかったのですが、建築家のお父さんは結構家にもいて、家族と交流ができ、まるで家族の一員のように過ごせました。この家にステイできて、私はすごいラッキーだったのだと思います。

 

 

–おぉ、まさに理想のホームステイですね!ちなみにドイツ語も英語も苦手で、コミュニケーションはうまく取れたのですか?

留学中に訪れたケルン大聖堂
留学中に訪れたケルン大聖堂

 

ニーナは英語もしゃべれたり、一緒に学校に通ったりなどしていたのでなんとかなったのですが、両親とのコミュニケーションは苦労しました(汗)

両親はドイツ語だったので、基本的にはニーナに通訳してもらってばかりで。私が使えたドイツ語はというと「ありがとう」「おいしい」とかくらいでした。後、お父さんから電話きて代わりに出た時に、お互い英語も話せないし、電話だから余計にわからなくて苦労しました。

 

–語学以外にコミュニケーションで苦労した事はありましたか?

はい、初めてしっかり関わる外国人だったので、自分の意見をいうのが難しく、イエスノーがはっきり言えませんでした。外食に行った時も、みんなは好きなものを注文するのに、私だけ日本人っぽく他の人と同じものを頼んだりなど。留学期間を通して、私は自分の意見を言う事の大切さを学びました。

 

–食事はいかがでしたか?

私のスティ先は料理の上手なお母さんだったので、家庭料理がすごく美味しかったです!

実は私、高校生の時は野菜が食べれない偏食で心配していたのですが、ニーナも野菜を食べない子だったので、「食卓に並ぶのが、炭水化物と肉しかない!」みたいな感じで、私にはマッチしました(笑)

 

–料理上手なお母さんの上に、ニーナさんとの食事の嗜好もあっててラッキーでしたね(笑)どのようなものが出たのですか?

 

私がいたから気を使ってくれたのだと思いますが、食事は、伝統的なドイツ料理が多く「炭水化物、メインディッシュ、付け合わせ」がセットになったものが中心でした。

メインはミートソース、ソーセージにソースがかかったもの、そしてパスタなどで、付け合わせは、ドイツで有名なザワークラウトでした。日本好きな家庭という事もあって、炊飯器もあって、たまにジャスミンライスなども出してもらいました。

後、ヌテラ(パンに塗るチョコクリーム)がドイツではすごい人気で、一家に一個大きなヌテラがあって、毎日パンに塗って食べてました!

 

–食事で苦労する留学生が多い中ラッキーでしたね。でも学校でお菓子食べたりとか、すごく太りそうですね。。。

はい、2週間しかいなかったのに、めっちゃ太ってしまいました。。

 

–ホストファミリーとは一緒にでかけたりしましたか?

はい、ショッピングに行ったり、ニーナと街に観光に行ったりなどしました!

 

–そういえば、景色が見たくてドイツに留学したんでしたよね、観光はいかがでしたか?

魔女の宅急便に出てきそうなパン屋さん
魔女の宅急便に出てきそうなパン屋さん

 

はい、ドイツの街並は何かの物語の中に入った感じで、想像していた以上でした。

歴史的な建造物が普通に街中にあって、デザインとか素敵で、カラフルな街とかもあって。ローデンブルクとかだとすごくカラフルでかわいかったり。

あとは教会がきれいで、それはもう大好きになりましたね。

 

–建物だと何が好きですか?

本当にどれも素敵でいっぱいあるのですが、建物はケルン大聖堂がきれいで、すっごく印象的です。他にはシンデレラ城のモデルのノイシュヴァンシュタイン城とかもすごく素敵でした!

 

 

■留学はその時だけで終わらない!外国人との距離感が縮まった事が、私の人生を大きく変えてくれました。

日本に来たニーナと(アリス好きのニーナとアリスをテーマにしたレストランにて)
日本に来たニーナと(アリス好きのニーナとアリスをテーマにしたレストランにて)

 

 

–では、最後に留学後の事について聞かせてください。5年経った今から考えると、このドイツ留学は愛さんの人生にどのような影響を与えたと思いますか?

 

今から思うと、この留学は私の原点だったと思います。

留学後に英語が好きになったり、進路希望を変えたりなど、この留学がなければ間違いなく今の自分はなかったと思います。「外国人との距離感が縮まった事」が私の人生を大きく変えてくれたのだと思います。

 

–外国人との距離感と言うと?

ニーナという友だちができて、笑いを共有したり、文法が完璧でなくても時間を共に過ごすうちに、英語もだんだん使えるようになってきましました。帰国してからもSkype、LINE、Facebook、後は手紙でのやり取りもしたりしています。

留学はその時だけで終わらないと思っていて、その子ひとり友達ができた事が英語を勉強するモチベ—ションがすごくなって、この子とスムーズに話したいという思いから、メールなどがうまく書けるようになったりしました。

コミュニケーションを取る時に、書くフレーズとか、使えるフレーズをすごく勉強したくて、すっかり英語にハマってしまいました。

 

–短期留学の大事な所ってそれですよね!留学中にいかに留学後につながる過ごし方ができるか。

日本に訪れた外国人をガイドしている時の1枚
日本に訪れた外国人をガイドしている時の1枚

 

はい、こういう経験のおかげで、帰ってきてから英語を一から勉強し直して、成績も伸びて、英語が一番好きな科目になりました。

それまでは専攻も社会系のメディアとかみていたんですけど、進路を英文科にしたのも、サークルをESS(英語サークル)にしたのも、この短期留学中の経験や友だちがきっかけでした。

今では、普通に恋バナとかもします。そんな風に日本人同士がするような会話を英語で出来るようになったときに、一番、成長を感じます。英語が使えると、英語圏の人でなくても会話ができるのも英語を勉強するモチベーションになっています。

 

–英語へのモチベーションの上がり方がすごいですね!

はい、英語もそうなんですけど、海外で出会った人たちは、ちゃんと自分の意見を持っている、それを言えるのが素敵だと感じました。私もそういう意見を言える人になりたいと思います!

 

–2週間という短い期間でしたが、愛さんの一生に影響を与えてくれる体験になったのですね!愛さん、これから社会人になっても、この経験を生かしてがんばってくださいね!

 

 
 
榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)