「国際協力って何?」カンボジアでのインターン経験を通じてわかったこと。(鹽井晴香さん)

スタディーツアーに参加したメンバーと。スタディーツアーに参加したメンバーと。

 

■初めてのカンボジア渡航でソーシャルビジネスの可能性を知り、インターンシップを直談判!

 

-悩んでいた晴香さんの考え方を変えた出会いって何だったのですか?

カンボジアで社会起業家として活躍されている篠田ちひろさんとの出会いです。

大学2年生の2月にカンボジアのスタディツアーに参加して、その時にお話を伺う機会があったのですが、彼女の話に大きく揺さぶられたんです。

 

-どのようなお話だったのですか?

クルクメール代表の篠田ちひろさんと。クルクメール代表の篠田ちひろさんと。

 

篠田さんのお話は「一方的な支援ではなく、お互いが対等な立場で協力し合い、持続的にゆっくり成長する、地域に根ざした“収入=仕事”を創りたい」というものでした。

私はそれまで「ビジネス=お金」だと思っていたので、この考え方にすごく共感してしまい、その場で「半年後、インターンシップとしてここで働かせてください」と直談判したんです。

これが“kru khmer(クルクメール)”という会社でインターンする事になったきっかけでした。

 

 

-初対面なのにいきなり直談判!?しかも半年後のことを。。。高校生の時もそうですが、すぐ行動にうつされるのですね。すごいです。

はい、直感で動きました!

 

■いよいよインターンシップ生活開始!現地スタッフが気づかせてくれたソーシャルビジネスの意味。

ハンモックで休憩

 

-では実際にインターンシップの経験を教えてください。
まず有給でしたか?無給でしたか?

大学3年生の7月と8月の2ヶ月間でした。休学もせずに行くことができたのがよかったです。

インターン自体は無給でしたが、住む場所と1日2食付きは提供してもらえるものでした。

 

-それはいいですね。生活費もだいぶ抑えられたのでは?

お気に入りだった朝ごはんのココナッツジュースとパンケーキ。お気に入りだった朝ごはんのココナッツジュースとパンケーキ。

 

はい。おかげで1ヶ月2万円ほどで過ごすことができました。

 

-仕事内容はどんなことをしていたのですか?

インターンをしていたのは、カンボジアのオーガニックハーブを使った製品を扱っている会社だったのですが、その直営店が街に初めてできて、私のミッションはそのお店の売り上げを倍にすることでした。

 

-え、売上を2倍にする!?プレッシャーですね。

任されたkru khmer直営店。シャムリアップオールドマーケット内にて。任されたkru khmer直営店。シャムリアップにあるオールドマーケット内にて。

 

確かに大変な業務ではあったのですが、私自身、楽天定な性格なので、そこはあまり気負わずに取り組んでいました。

 

-1日の流れはどんな感じだったか教えてください。

朝は、7時頃に起きて、8時頃にお店を開けて掃除をしたりします。その後にスタッフみんなでコーヒーを飲みながらワイワイ話して、午前中はデスクワークをしていました。

デスクワークが終わると、お昼ご飯をみんなで食べて、その後は、お店に立っていたという感じです。

 

-お店に立つ以外はどのような業務をされいたいたのですか?

商品開発などのマーケティングにも携わらせて頂いていたので、競合他社がどういう商品を販売しているのかをマーケットへ繰り出したりなど試行錯誤しながら調査していました。

 

-かなり現地スタッフの中に溶け込んでいますね。インターン中は何語で話していたのですか?

シェムリアップは観光地だがのんびりした空気が漂っている。シェムリアップの様子。観光地ですが、のんびりした空気が漂っているそうです。

 

お客さんは日本人が多かったので日本語での接客が多かったです。

でもスタッフさんとはお互いに、片言の英語とクメール語、そして日本語を混ぜ合わせてコミュニケーションをとっていました。

 

-3カ国語のミックスで乗り越えていたのですね!

はい、本当は英語がもっとできたらよかったのですが苦手で。。

大学では週に5日英語の授業をとっていたのですけど。。。

 

-週に5日も英語の授業を?それはもうかなり努力はしたと言ってよさそうですね。
そういえばインターン中のミッションは無事クリアすることができたのですか?

スタッフと共に奮闘。スタッフと共に奮闘する日々。

 

はい、観光地に加え、繁忙期だったこともあり、なんとか終了2日前に売り上げを2倍にするミッションは達成することができました!

 

-すごいですね!何か工夫されたことはありましたか?

工夫したことは、みんなと協力することでした。

私一人が目標を達成したいという想いを持つだけでなく、現地のスタッフ全員が「達成したい!」と思うことが大切だと思っていました。

 

-スタッフみんなと一丸となったことが大きいのですね。

はい。ミッションを達成したことも大きいですが、働いている中でスタッフと話した内容が印象的でした。

 

-どんな話ですか?

「今までは、物資支援をもらうことが当たり前だと思っていたけど、ここで働くようになってお金を稼ぐことを通して“レストランを開きたい”、“パソコンを買いたい”という“夢”を持つことができるようになった。」という話です。

 

-それこそ初めてのカンボジアで感化された「ソーシャルビジネスの可能性」を実感されたのですね!

工房前でスタッフと。工房前でスタッフたちと。

 

はい!そして更にこのインターンの翌年に今度は違う会社で、そして今度はプノンペン市で、インターンシップを経験させていただきました。

 

→【次ページ3/3】カンボジアで雇用と教育を解決する仕事をしたい。

 

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嶋谷梨沙
フリーランスライター。大学3年生の春にオーストラリア(ケアンズ)で3週間の語学留学。その後、休学して1年間のカナダへ2回目の留学。以降、ケニアやカンボジアなどの国で様々な活動を行う。キーワードは「ロハス」「マラソン」「ソーシャル」。2016年1月よりハネムーンマラソンに出発し、マラソン世界一周達成。