「マンネリ化した大学生活を変えたい!」ワーホリでオーストラリアへ!(新庄弘之さん)

帰国前に行った観光ツアーにて

帰国前に行った観光ツアーにて

 

■「ホテルなら住めるし、お金もたまるし、現地人とも関われるしいいなぁ。」新庄さんがオーストラリアで仕事を見つけた方法

 

–語学学校が終わった後は仕事探しをされたのですか?

 

はい、とにかくネットで調べて履歴書を送りまくりました。

 

–送るというと、どこに?

オーストラリアの海

 

主にシドニーで求人募集しているカフェとかに送りました。日本人向けの日本語のポータルサイトがあるので、そこで見つけて送ってました。

 

–でも、最終的にはフレーザー島に行ったのですよね?

 

はい、仕事探しをしている時に、途中で「あ、やっぱ田舎行きたいなぁ。」と思い始めて。

そんな時に語学学校で出会った友達から観光地のホテルの仕事の話を聞いて「ホテルなら住めるし、お金もたまるし、現地人とも関われるしいいなぁ。」と思ってホテル系の仕事を探し始めました。

 

–なるほど。ホテルでの仕事も日本人用のポータルサイトで?

シドニーの日本人ポータルサイトCheersのスクリーンショット

シドニーの日本人ポータルサイトCheers

 

いや、それは、パソコンで「Hotel job」のような言葉を検索しまくって見つけました。

全部で60通くらい送って向こうから10通くらい返事が来たんですけど、その中の1つのフレーザー島のホテルの仕事が就職が決まった感じです。

 

–返事が来て、即採用?

多分、そうだと思うのですが、返信メールの内容は「来てほしい。」という感じに書かれていたので、まずはフレーザー島に向かいました。

 

–でも、その時はシドニーだったのですよね、向こうからはフレーザー島まで来いと。

そうです、「この日にきてください」って感じでした。

 

–シドニーからフレーザー島はどれくらいかかるのですか?

船

 

だいたい1日かけて行く感じでした。

まずは、飛行機で2時間かけてハービーウェイという所に行き、そこから無料の船に1時間くらい乗ってフレーザー島に着きます。さらに島についたら、バスで1時間で着きました。

「フレイザー島」って世界遺産なんですけど、着いてみたらジャングルみたいでした(笑)

 

–面接はどのような感じでした?

海の写真

 

僕が最終的に働いたホテルは面接はありませんでした。

でも、グレートバリアリーフにあるホテルも受けたんですけど、そこでは「どれくらい働ける?」「日本での職歴」「なぜ、ここで働きたい?」のようなオードックスなことを聞かれました。まぁ、そこは落ちゃったんですけど。。。

 

–ちなみに面接対策は語学学校でもやってもらえたのですか?

 

やってくれましたよ。あとは聞かれそうなことをシュミレーションして自分でもやりました。

ただ、僕自身の面接での反省点があって、それは「長くしゃべろうとしすぎた事」です。そうすると「理解してない」と勘違いされてしまい、そういう所は落とされてしまいました。

 

■英語環境で貯金130万円に成功!フレーザー島でのホテル業務はどんな感じ?

 

友達と夜に飲んでいるいる様子

 

–ホテルの仕事はどんな事をするのですか?

基本的なホテルの業務がメインでした。例えば、ウェイター、果物切ったり、皿洗い、ベッドメイクとかです。

 

–ウェイターという事は注文は英語で?

いや、ホテルの食事はビュッフェ形式だったので、注文を取ったりはありませんでした。

 

–注文はしなくても、チップはもらえるのですか?

はい、注文は取らないですけど、お皿を下げたり、接客はするのでチップはもらえたりしました。後はベットメイクの時でももらえたりもします。

 

–という事はフレーザー島では英語環境だったのですね。

海の写真

 

はい、例えば、ベッドメイクやウェイターの時にお客さんと話すのはもちろん英語ですし、スタッフとの会話も英語なのでそうでした。

僕が帰るちょっと前には増えてしまったのですが、僕の時は日本人は僕と2、3人くらいで、2割アジア系、他8割はオーストラリア人のような感じでしたので基本的には英語環境でしたよ。

 

–語学学校では、真ん中の英語クラスだったのですよね、それで英語での仕事は大丈夫だったのですか?

 

いやぁ、これがきつくて。。英語での意思疎通には相当苦労しました。訛(なま)りの強い人も結構いましたし。。

でも、基本的に仕事で使う英語はパターンがあるので、それを長くやっているうちにだんだんわかってきて、それでなんとかなった感じです。 

 

–なるほど、仕事はきつかったですか?

はい、お金は貯まるのでよかったんですけど、めちゃきつかったです。1日14時間10日間連続、2日休んで、また10日連続みたいな感じでした。

 

–それ、めっちゃハードですね(汗)それでどれくらいお金貯まったのですか?

 

収入は200万円強で、住み込みだったので税金が諸々あっても最終的に120〜130万くらい貯まりました。

 

–130万!それすごいですね!時給はどれくらいだったのですか?

 

時給はオーストラリアドルで20ドルくらいだったので、日本円にすると2,000円くらいでした。ワーホリ先をオーストラリアにした理由に時給が高いのもあったりしました。

 

–でも、長時間労働はかなりきつそうに聞こえるのですが。

帰国前に行ったグランドキャニオンにて

帰国前に行ったグランドキャニオンにて

 

はい、かなりきつかったですけど、「死ぬほどきつい」ってほどではなかったです。つらい事も含めて楽しかったですし。

やはり日本での生活がマンネリ化していたので、現地の人にだまされたり、海外でしかないトラブルだったりもあったのですが、そういうのも刺激的でした。

 

–なるほど、新庄さんの目的だった「新しい」を体験できたわけですね!

はい、ただ、実は2,3ヶ月目くらいでやめようと思ったんですけど、学校からダメだって言われてしまって。

 

–学校って日本で所属してる大学?

 

そうです。学部にもよるかもしれないのですが、うちの学部のルールで、前期・後期の期間それぞれ半分はどこかに所属していないと学費を払わなきゃいけないらしくて。

それで、「えっ、俺、ここでホテル辞めると半期分払わなきゃだめなの!?」という感じで。。

 

–半期ずつで、その半分以上はどっかに所属をしていないのですね。それは同じ仕事場じゃないといけないのですか?

 

いや、どこかに所属していればよかったので、職場は変わってもよかったそうです。でも、英語環境も悪くなったので、「働くならここでもいいかなぁ。」と思って、同じ所で働き続けました。

大学生を休学してワーホリする人は、大学のシステムをしっかりと確かめていった方がいいと思います(汗)

 

 

■休みの日は無料でツアー参加!夜は同僚との交流で英語力アップ!

友人たちとBBQをしている時の写真

友人たちとBBQをした時の写真

 

–ホテルでの仕事で何か他に楽しかった事はありましたか?

休みの日にツアーに無料で参加できるんですけど、それも楽しかったです。

 

–ツアー?

フレーザー島は、有名な観光地なので、色々と旅行ツアーがあるんですよ!

まぁ、半年もいるのでツアーに飽きたら、休みの日は、ビーチに釣りに行ったり、ビーチ沿いとか湖に行ったりしてました!

 

–ちなみに何か驚いた事はありましたか?

いやぁ、動物が、

 

–かわいかったんですか!?

 

いや、危険だったんです。。

 

–えっ!?

動物の写真

 

野生の狼的なのでディンゴがいたり、ビーチはサメが出たり。猿や毒蛇とかも。

フレーザー島は世界遺産に認定されている有名な観光地なので、自然がとても奇麗なんです。でも、自然というだけあって、動物もある意味自然な感じに存在してて。

 

–海外旅行保険入っていった方がよさそうですね(汗)

はい、僕もオーストラリアに行く前から保険はかけていましたね。

後は、仕事というわけでないのですが、夜の愚痴(ぐち)の言い合いが楽しかったです(笑)。

 

–愚痴の言い合い?

シドニー時代に友人と

シドニー時代に友人と

 

はい、住み込みで働いている同僚たちと、仕事終わりに憩いの場みたいな所があるんですけど、そこに集まって、ビールを飲みながら自分たちの置かれている環境とかについて愚痴り合ったりしてたんです。

意地悪なスタッフやボスの悪口を言ったり、最終的には「何でここにいるんだ、俺たちは!」感じでした(笑)

 

–なるほど、同じ体験をしているだけに話が盛り上がりそうですね(笑)でも、愚痴を言い合っているのって英語力伸びそうですね!

何言ってたか忘れちゃったんですけど、もしかしたら、ここで英語力は上がったかもしれませんね(笑)。

 

「どんな環境でも生きていける強さは身についたかな」と感じます。

帰国後の新庄さん

帰国後、現在の新庄さん

 

–ワーホリでオーストラリアに行ってどうでしたか?

楽しかったですよ。色々な事があって大変だったですけど、日本でマンネリ化していた時よりはすごく刺激的でした。ワーホリに行く前は、東京にも慣れてきてて、少し飽きてきてたんだと思います。

後、ある程度、「どんな環境でも生きていける強さは身についたかな」と感じます。

 

–海外に行くと色々と新鮮ですもんね。ちなみに英語力はどうですか?

 

帰国してから、出発前は自分より英語ができてた人と再会したんですけど、自分の方ができるようになっていたのを感じて「あっ、お金をもらって英語を身につけられたんで、これは良かったよなぁ。」と感じました。

 

後、帰国してから、日本にいる外国人を目にすると、テンションが上がるというか「話したいなぁ」と思うようになって。これも自分の中で感じた変化でしたね。

 

–学生時代に文化も違う海外で生活し、英語環境で働いてみるのは大変そうですが、すごく刺激的そうですよね!新庄さん、これから社会人になっても活躍期待していますね!

 

 

 
 
榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)