友達のおかげで「英語力の壁」を突破!(篠原健太さんのストックホルム留学)

寮でパーティー中の様子

寮でパーティー中の様子

 

■「お前もういいから。」英語力の壁に打ち砕かれる。。突破するために篠原さんが取った作戦とは?

 

–先ほど「英語で苦労した。。」と言っていたのですが本当ですか!?授業の話を聞いていると、英語力については全然問題なかったように感じたのですが。

いえいえ本当に全然ダメで。。「TOEFLである程度のスコアを取って行ったので、大丈夫かなぁ。」と思ったのですが甘かったです。。

 

–えっ、全然ダメってどういう事ですか?

 

まず、授業に出ても何を言っているのかわからなくて。。。

とりあえず先生のスライド見て想像しながら聞いてるんですけど、「質問をされると全然答えられない。」という状態が続きました。

 

–授業に出ないわけにいかないですし、それかなりきついですね。。先ほど言ってた、月1回のプレゼンは大丈夫だったのですか?

 

全然大丈夫じゃありませんでした。。クラスメイトと一緒の発表だったので僕のパートは減らしてもらったりしたのですが、それでも僕のパートはあるじゃないですか。ですので、事前に発表内容の原稿を仕上げて対策したんですよ。

でも、それを延々と読んでたら先生から「いや、お前もういいから」みたいな事言われてしまって。。。

 

–それ、だいぶきついですね。。。

 

いや、ほんと「それでも、最後まで聞いてくれよ・・・」って感じでした。

クラスメイトにバカにもされてしまって。。「お前がしゃべってるの、スウェーデン語かと思ったわ。」って感じで言われてしまう始末でした。。。

 

–完膚なきまでにやられてますね。。。周りの人はかなり英語ができたのですか?

 

そうなんですよ、想像以上に周りの人がめちゃくちゃできてびっくりしました。

まず、スウェーデン人はみんな英語がパーフェクトで、他のヨーロッパの人たちもレベルが高かったです。本当、常にどこのクラス入っても僕の英語力はビリでした。。

 

–そんな状態がどれくらい続きました?

 

3ヶ月くらいでした。3ヶ月を超えた辺りから、だんだん周りが何を言っているのかわかりだしてきて、「あっ、こういうこと言ってたんだ。めちゃ面白いじゃん」と感じられるようになっていきました。

 

クラスメイトたちと、授業の中で意見言い合うので「へぇ、お前の国そうなんだ。」「お前の国なに?すげー名刺とかあげんの?」という感じで。僕らからしたら当たり前の事がそうではなかったりして。

 

–英語力を上げられた秘訣は何だったのですか?

寮の友人たちと

寮の友人たちと

 

僕の場合、とにかく友達と話しまくる事でした。

僕の住んでた寮のキッチンがシェアだったので、シェアメイトがキッチンに入ってくるのを待って、「Hey!」みたいな感じで無理矢理話す時間を作っていました。

後は、友達に「ねぇ、遊びに行こうよ!」と話しかけたりもしました。

 

–なるほど、意識して英語で会話する時間を増やしていったのですね。

パーティーの様子

パーティー中の様子

 

 

はい、「とにかく慣れるしかないなぁ」って思って。

後、僕の住んでいた寮はパーティーが多かったんですよ。毎日、寮の仲間がどっかしらでパーティーやっていて「パーティー行きたい。」って言ったら、外をぶらついて音楽のするほうに流れていけば行ける感じでした。

こんな感じなので周りからパーティー寮って呼ばれていたみたいです(笑)

 

–「遊んでたら英語覚えられる」というよく言われるやつですね。

 

はい、後、週一で学生が開くクラブみたいなのもあって、そこに毎週行ったりもしていました。

日本だとサークルがそのような役割になると思うのですが、日本のサークルよりもかなりはっちゃけてました。それがサークルではなく学生生活をしていて体験できたところは楽しかったです。

 

–インターナショナルなオールラウンドサークルみたいな感じでしょうか?

友人たちと

パーティー中に友人たちと

 

そうですね、そんな感じでした。毎回10人位新しい友達が増えて楽しかったです!後、遊んでいる最中でさえ、インターナショナルなので文化交流とかもできるんですよ。

 

–それ、いいですね!

はい、ガッツリ政治とか宗教とかの話もしたりもしました。それこそ、宗教的に酒・タバコが厳しいとこ出身のはずなのに、ガンガン酒のんだり、タバコ吸ってたり(笑)

「お前それいいの?」と聞くと、「心はもってるから大丈夫だ」とか返ってきたり。本当に「宗教に対する姿勢も人それぞれなんだなぁ。」と感じました。

 

後、留学中にヨーロッパ13カ国くらい旅行に行ったんですけど、一緒に寮に住んでたポルトガル人の所に遊びに行ったりと、そういう経験は自分にとってすごく貴重なものでした。

 

–印象的な部分として、友達や先生の話など「人が関わる話」が多いのですが、篠原さんはやはり人が好きだったりします?

旅行で行ったリスボンでシェアメイトと再会

旅行で行ったリスボンでシェアメイトと再会

 

はい、そうですね。旅行も一人旅より、誰かと行って思い出話を共有したいですし、旅先でも現地の人と仲良くなったりしました。普通、旅行というと景色、風景の話が多く出てくると思うのですが、実はそういう所はあまり興味なくて(笑)

 

–なるほど、実は以前、留学Personで、スウェーデンでの交換留学の取材をさせてもらったのですが、スウェーデンでの思い出が対照的で「やっぱ、留学って十人十色だなぁ」と感じられておもしろいです。

 

 

 

■留学を経て、将来のビジョンが明確になりました。

篠原健太さんがインターンシップ先で行ったセミナー中の様子

帰国後、インターンシップ先で行ったセミナー中の様子

 

–スウェーデン留学を終えて、何か自分の中で変化を感じますか?

うーん、自分の中で感じるのは「積極性や社交性がついた事」だと思います。もっと平たく言うと、「とりあえずやっとけみたいな」という感じです。

 

–考えるより先に動く?

はい、そういうのが身に付いた感じで習慣化しました。後は、「将来のビジョン」が明確になりました。

 

–それは、どのようなビジョンでしょうか?

はい、それこそ留学Personさんみたいな感じで、「やりたいと思ってる人」の想いを「やる」に変えられる事をしたいと思っています。

「留学、就職、起業、転職」など、どれか一つに絞るのではなく、すべての場面において「背中を押してあげられる」ような、「人生に迷ったらあの会社にいこう!」と言われるような事業を自ら作り上げたいと考えています!

 

–おぉ、人好きな篠原さんらしい夢ですね。これからもその想いを大切に飛躍していく事を期待していますね!本日はありがとうございました!

 

 
 
榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)