2ヶ月のアイルランド留学がきっかけで、世界が自分ごとに。(森谷美穂さん)

ダブリンの夜。学校のイベントで見に行ったドックレース。

 

■3週間、友達ができず。大苦戦!

 

–えっ!?最初の頃は何がやばかったんですか?

実は、最初の3週間くらい全然友達ができなかったんです。。

 

–2ヶ月の留学で3週間も。。

はい、実は、私、人見知りで自分から話しかけるのが苦手でして。。

それに加えて、文法があまり得意ではなかったので学校のクラスも下から2番目だったんです。

それだと、自分から遊びに誘うこともできず、また、すでにできている友達の輪にも飛び込んでいけなかったので、しばらくは「学校とステイ先の往復」でした。

 

–それ結構、精神的にまいりそうですね。。

ホームステイ先のリビングホームステイ先のリビング。

 

はい、環境に慣れていなかった事もあってか、最初は毎日ぐったりしてばかりでした。

気持ちも疲れてしまい、飲み会に誘われても断ってしまうような状態で。

 

–でも、結果的に、今でもつながりがある友達ができたり、旅行もしたんですよね。どうやって、そこまで立て直したのですか?

さすがに「このままではまずい」と思ったので、あの手この手を駆使しました。

話しかけてもらいやすいように、「ぬいぐるみのような筆箱」といった注目アイテムを持って行ったり。

あと、カラフルな「ニット帽」や「タイツ」なども取り入れてました。

 

–なるほど、それで無事に解決!?

ニット帽
カラフルなニット帽。

 

いえ、注目グッズは少しは効果はあったんですけど、数人のクラスメイトに少し話しかけてもらえる程度で、友達ができるほどの効果はありませんでした(汗)。

本当にちゃんと友達ができるようになったきっかけは、日本人の男の子がたまたま誘ってくれた飲み会でした。

 

–どんな飲み会だったんですか?

特別なものではなく、「語学学校の人たちが集まる普通の飲み会」です。

いつもは誘われても断っていたんですけど、この時は「日本人がいるから安心かなぁ」と思って参加する事にしたんです。

その飲み会がきっかけになって、同じクラスの子たちとも話せるようになりましたし、クラスを超えて友達ができ始めていけました!

 

–なるほど!誰かに話しかけてもらうのを待つより、積極的にイベントとかに参加する方がきっかけになるんですね。

パブで友人たちと。パブで友人たちと。

 

はい、私の場合はそうでした。

最初は、疲れきって「もっといろんな人と話したい」という気持ちを忘れてしまっていたのですが、飲み会をきっかけに、どんどん友達の輪が広がり、話す機会が増えたので、本当によかったです。

 

■小旅行はインターナショナルな修学旅行?それはまるで大学のサークル??

ダルキーという街へ日帰り旅行した時。ダルキーという街へ日帰り旅行した時。おすすめ旅行スポットを学校の先生に教えてもらい、友人と3人で行かれたそうです

 

–ちなみにダブリンでは、「みんなで遊ぶ」と言うと何するんですか?

やはり、学校が終わりに、みんなでパブに行って話す事が多かったです。

あとはカフェに行ったり、学校が用意してくれるプログラムに参加したりとかでした。

週末だと、仲良くなった友達たちと1泊2日の旅行に行ったりとかもありましたよ。

 

–旅行ってどこに行かれたのですか?

羊ゴールウェイの様子。

 

2回くらい行ったんですけど、最初のは。学校で仲良くなった女子5人で、西アイルランドの中心都市「ゴールウェイ」に行きました。

でも、中心都市と言っても、すごいのんびりした田舎の観光地だったので、そこで見たのはアヒルと羊くらいだったんですけど(笑)。

 

–2回目の旅行はどちらに?

ジャイアンツコーズウェイ。ジャイアンツコーズウェイ。世界遺産にもなっているそうです。

 

2回目に行ったのは、北アイルランドの「ジャイアント・コーズウェイ」という所です。

これも学校の友達の希望者10人くらいで3時間バスに乗って行く1泊2日の小旅行でした。

 

–小旅行ってどのような所に泊まるのですか?

泊まったのは、いわゆるユースホステルのような所でした。二段ベットがたくさんおいてある部屋にみんなで雑魚寝(ざこね)する感じです。

 

–ユースホステルって、知らない人いたりするんですよね?ちょっと怖い感じがするのですが。。。

確かに、みんな最初は「うっ!」って感じでしたし、想像するだけだと怖いかもしれませんよね。

でも、一緒に泊まったのは知り合いでしたし、基本的にホステルでは、しゃべっているか寝ているだけでしたので、特に恐ろしいという事はなかったですよ。

あと、海外の人たちは、日本人よりもホステルに泊まる事には慣れてるようでした。

 

 

–なるほど!そういえば、北アイルランドに入る時にパスポートは見せました?

いえ、両替はする必要があったのですが、パスポートを見せる必要はありませんでした。

 

–それだと、入国審査でスタンプ押してもらうのが楽しみの人には残念かもですね(笑)。外国人と行く旅行ならではのおもしろい事はありましたか?

おもしろい事ですか?

国籍が関係あるかどうかはわからないんですけど、イタリア人の男の子が不思議クンで、草をくわえて、「写真撮って〜。」と言ってきたりみたいな事はありました(笑)。

 

–コメディみたいな話ですね。。。

はい、陽気な子だったので、草をくわえたまま歌いだしたりもしてました(笑)。

あと、ブラジル人の男の子が「フィッシングに行くぞ、フィッシング!」とか言い出したり。

 

–ブラジル人も釣りするんですね。

その場のノリで「ほふく前進」をしている時。その場のノリで「ほふく前進」をする事になった時の様子。

 

いや、「女の子をナンパしに行く」という意味です(汗)。

 

–さすが、ブラジル人。。。

はい、元々そんな感じのキャラだったので、女子たちみんなで「この子、また言ってるよ〜。」みたいなノリでした(笑)。

 

 

–なんか、大学生のサークルみたいで楽しそうですね。新歓合宿のインターナショナル版みたいな。

確かに、ノリがいい子が集まっていたので、そういう雰囲気はあったかもしれません。

最初の3週間はとても大変でしたけど、国籍問わず、色々な人と交流がしたくて留学したので、こういう時間はすごく楽しかったです!

 

–そういえば、旅行行ってたくらいなので、普通に英語はしゃべれてたんですね。

ジャイアンツコーズウェイに行ったメンバーたち。
ジャイアンツコーズウェイに行ったメンバーたち。

 

それは、私が流暢にしゃべれたと言うわけではないのですが、上のクラスの人が多かったので会話が楽でした。

上のクラスの人としゃべっていると、テンポも速いんで聞き取るのも集中しないといけないんですけど、私がつまっているのを察してくれたり、聞き取りやすい英語をしゃべってくれるのでしゃべりやすんですよ。

下のクラス同士だと、どうしてもつまってしまう時間が長くなってしまって、会話が続きにくい事も多いんですけど、そういう事も少なかったです。

 

■アイルランドの環境のおかげで、世界のコトが自分のコトに!

仲がよかった友達。留学が終わってからも、お互いの国に遊びに行く位仲良くなった友達と。

 

–アイルランドでの留学ライフを詳しく聞かせていただきありがとうございました。改めて、美穂さんが感じたアイルランド留学の特徴を教えていただけますか?

アイルランドの特徴は、イギリスとの比較で話すとわかりやすいかもしれません。

この後に、2ヶ月ほどイギリスのオックスフォードにも留学をしたのですが、結果的には、アイルランドの方が7年経った今でも関係が続くほど、友達と仲良くなる事ができました。

 

–それはどのような理由だったと思いますか?

大きかったのは環境の違いだと思います。

オックスフォードもダブリンのようにコンパクトな街なのですが、大都市のロンドンまでバスで2時間で行けてしまうので、ダブリンよりは、様々な遊び方ができる都市だったと思います。

逆に、アイルランドは遊ぶ場所も、遊ぶ内容も限られているので、その分、「友達と話す機会や一緒にいる機会」を多く作ることができました。

 

–なるほど、「じっくりと一カ所で友達と過ごせる時間」って大事なんですね。

学校帰りに、女の子で集まってピクニック学校帰りに、女の子で集まってピクニックをした時。

 

はい、もちろん「都会を楽しみたい!」という人には少し退屈かもしれないですが(笑)。

あと、あくまで私が感じた事なのですが、イギリスだと、「ファッション」「アート」など様々な特徴があるじゃないですか。

それに対して、アイルランドは特にそういう特別なものがなかったので、「留学して○○を勉強したい!」という明確なものがなかなか作れない学生には向いているかもしれません。

私は「色んな人と話して、自分の世界観を広げたい」と少しふわっとしていましたので。

 

–やはり、アイルランドに留学してよかったですか?

はい、この2ヶ月という短い期間でしたが、自分の中で「世界に対する捉え方」が変化しました。

 

–「世界に対する捉え方」とは?

考え方や感じ方が変わったというか、「世界が自分の身近な存在」になりました。

今まで海外というと、「外の世界」というイメージがあったのですが、アイルランドで出会った友人たちとの事を思うと、世界で起こっているニュースも、すごく「自分ごと」として捉えるように変化していきました。

例えば、ニュース番組で、悲劇的な報道を見た時には「こんな事起こってほしくないなぁ。」と思うようになったり。

 

 

–自分の友達がその国にいるから?

はい、やはり「人(友達)を通して、その国を”見る”ようになった」からだと思います。

 

–「人を通じて世界が内側に入ってきてる」というイメージですかね?

パブにて。パブにて友達と。

 

あっ、そうかもしれません、そんなイメージです!

実際に現地に行って、本当にその人のことが大事だと思うと、自然と自分の中でそういう風に変化していきました。

 

–じっくりと過ごせた時間が、美穂さんの心を変化させていってくれたのですね。

イタリア人の友人と。帰国後もお家に遊びに行ったり、誕生日には連絡を取り合っているそうです。イタリア人の友人と。帰国後もお家に遊びに行ったり、誕生日には連絡を取り合っているそうです。

 

はい!

少し大げさかもしれないのですが、そういう風に「お互いを思いやる気持ち」がちょっとずつでも生まれてきたら、世界って平和になって、悲しいニュースも減るんじゃないかなぁと感じるようにもなりました。

また、アイルランドでの出会いがきっかけで、英語学習のモチベーションもアップしていきました。

それと、私がきっかけで日本を知ってもらえる機会も多かったので、「私を通して日本がいい国と思ってもらえるような人になろう!」とも思って行動するようになりました。

社会に出て、結構経つのですが、これからも、変わらず微力ですが、そんな人になれるように積極的に活動していきたいです!

 

–友達を通して、自分自身が世界とつながるのって本当に素敵ですね!アイルランドの魅力ももちろんですが、留学における出会いの大切を改めて感じさせていただきました!美穂さん、本日はありがとうございました!これからも更なる活躍期待してますね!

 

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榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)