約1年でイギリスの三都市に語学留学したリアル!(高橋明日香さん)
|ケンブリッジの街並。
■二都市目ケンブリッジ。そこで明日香さんに起こったある変化とは?
–ケンブリッジの街はいかがでしたか?
一言で言うと、やはり「大学の街」でした。「ケンブリッジ大学があって、その周りに住んでいる」という感覚かもしれません。
ただ、向こうの大学は、日本の大学のように校舎が1つしかないわけではないんです。
ケンブリッジの街の中で、少し大きな建物が見つけると「これはケンブリッジ大学の○○学科だよ」という感じで、街のいたるところに大学の建物があるんですよ。
–なんか、ケンブリッジ大学のそばってだけで、なんかワクワクしそうですね!
そうかもしれません、ケンブリッジというだけで憧れの街ではありますので。
あと、やはり大学の建物ですと、昔ながらの石造りの物が多くて。そういう所がロンドンよりもイギリスらしい感じがしました。
あと、1日で全部の場所を周れちゃう程度の大きさではあるんですけど、小さなマーケットとか開催されていたり、お店もまぁまぁありましたので、ボーンマスよりは「街そのものを楽しめる場所」だと思いますよ。
–イギリスらしさがすごく魅力的ですね!ケンブリッジ大学に入れたりはしましたか?
ケンブリッジ大学。
はい、「サイエンスデー」と呼ばれるケンブリッジ大学のイベントがありましたので。その時に、公開授業を受けられたりしました。そういうイベントのようなものをしている日があるんですよ。
あと、イベントで出会ったケンブリッジ大学の学生に連れていってもらって、中にも入れてもらえたりもしました。
–ケンブリッジ大学の中に入るって結構テンション上がりそうですね。ボーンマスの頃と比べて明日香さん自身に何か変化はありましたか?
フランス旅行にて。
この頃になると、英語力が上がってきて外国人のクラスメイトとコミュニケーションが取れるようになっていました。
ボーンマスでは、日本人といる事が多かったんですけど、ケンブリッジにいた時は、仲のいいコロンビア人とスペイン人の友達とフランス旅行をしたり、学校帰りに一緒に遊びに行ったり、ネットでイベント見つけて参加したりなどしていました。
–英語力もついてきて、だんだんアクティブになってますね!
ドイツ旅行で買いだめしたヨーロッパで人気のお菓子ハリボー。イギリスで買うよりドイツの方が安く、買いだめされたそうです。
そうかもしれません。
ケンブリッジの頃は学校のクラスも上がったんですね。それもあってか、クラスメイトの発音もだんだんクセがなくなり綺麗になっていったんですよ。
なので、向こうの言っている事もわかるようになってきて、それが友達が増えた理由として大きかったかもしれません。
■半年いても飽きないロンドン、その魅力とは!?
友達たちとハリーポッタースタジオに行った時の様子。
–5月からはロンドンに。
はい、5月から10月までの約半年はロンドンでした。
–ロンドンはいかがでしたか?
いや、本当に最高でした!
どれだけいても飽きないですし、私、ビックベンを見てるだけで幸せなくらいロンドンが好きなんですよ。物価が高い以外は完璧でした!
–やはりロンドンの物価は高いんですね(汗)。
学校終わりに行ったウィンブルドンの試合。当日券は安かったそうです。
はい、やはり、高く感じました。
100均のようなお店があるのですが、1ポンド200円であれば200均になりますし(汗)。まぁ、円高の時で、1ポンドが150円くらいの時は150均になりますけど。
–やはり、為替レートでそんなに変わるのですね。ちなみに、さすがに半年もいれば飽きてしまいそうなのですが、そうでもなかったですか?
ロンドンのアニメ好きが集まるイベントにて。
いえ、むしろ半年では足りないくらいでした。ロンドンは多国籍な都市なので、世界中の人が集まるイベントがたくさんあるんですよ。
そういうところに行けば、いっぱい友達ができるので、すごく楽しいんですよ。最初は自分でイベント探すのが難しかったり、1人で行くのが寂しかったりしたので、友達によく連れて行ってもらっていました。
–人との出会いが多いのは魅力的ですね!
ロンドン中心部にある大観覧車ロンドンアイ。
はい。後は、土日にはリュックしょって、スニーカーにTシャツで美術館周りしてました。
ロンドンにはたくさん美術館があるのですが、だいたい無料なんですよ。定期もあったので、一日中無料で楽しめるのは魅力的でした。
–その感じ、旅行者みたいですね(笑)。
くまのプーさんのふるさと「ハートフィールド」にて。
そんな感じだったかもしれません(笑)。「一眼レフのカメラを持って、美術館のはしご」という感じでした。
あとは、ミュージカルもすごく好きなので6個くらい行って、主要なミュージカルは大体観ました。
–ミュージカルって、全部英語ですよね?それでもわかるものなのですか?
リトル・ダンサー(ビリーエリオット)のミュージカルが行なわれた建物。
ロンドンに来た当初はあまりわからなかったんですけど、しばらくして慣れてくるとだんだんわかるようになってきました。
ボーンマスやケンブリッジの頃よりは、外に出る事も多くなったので、ロンドンに来てからはリスニングの力がすごく伸びたように感じました。
■ロンドンに将棋を広めたい!ついに自分でイベントを開催!
明日香さんが自分で開催したイベント。外国人に将棋を教えています。
–お話伺ってても、ボーンマスの頃とは比べ物にならないほどアクティブなのを感じます。
コナン・ドイルの人気小説「シャーロック」のテレビドラマ撮影地。主人公のホームズと助手のワトソンの2人が住んでいた221Bのアパート。
確かに、そうかもしれません。この頃には、自分でイベントを開催するようになっていましたし。
–どのようなイベントを?
将棋です。私、将棋が趣味なんですけど、みんなに将棋を教えるイベントを開催していたんです。海外で将棋を広げたくて。
Facebookのグループ作って、現地のポータルサイトに募集かけて人を集めました。
–それは外国人を?
ロンドンの学校のイベントで将棋教室を開かせてもらった時の様子。
日本人も外国人もです。「ジャパニーズチェスやろうよ」という感じで。
–「将棋」のイベントでも外国人が来るんですね。
いや、やはり「将棋」だと結構集まらなかったりするので、ピクニックみたいな感じでやっていました。
「唐揚げとおにぎりみたいな日本食が食べれるよ〜」といった感じで見せて将棋に興味を持ってもらう流れです。
–なるほど、そこは工夫していたのですね!
■行動力が引き寄せた次のチャンス!再びロンドンへ!
取材後の明日香さん。
–帰国後は、また日本で仕事をされいるのですか?
はい、日本に戻ってからもう一度就職して、今は将棋の会社で働いています。
–おぉ、趣味を活かしたお仕事に。
はい、色々とご縁がありまして。ただ、実は帰国後、YMSビザ(イギリスのワーホリビザ)が当ったのでもう一度ロンドンで暮らす事ができそうなんです。
–おぉ、それではまた2年間ロンドンに!
ハンガリーに小旅行。現地の将棋の大会を訪れた時。
はい、元々、帰国した時から「今度はワーホリで行きたいな」って思っていたので、願いが叶ってよかったです。
今度は働けるので、留学の時とは違う不安もあるのですが、楽しみでもあります。
–イギリスに留学した事で、さらに可能性が広がっていってますね。
はい。11ヶ月という期間でしたが色々とイギリスをすごく楽しめましたし、また行ける事になったので、すごくよかったと思っています。
帰国後には、周りが結婚していたり、子どもが生まれていたり、昇進したりなどを見ると色々と考える事はあったのですが、私の中では「なんか、変わった事したいなぁ」という気持ちが大きかったので、やはり留学に行ってよかったとは思います。
「人生楽しんだもん勝ち」と言いますか。
–やっぱり、これからもずっと海外で働きたいですか?
海外というよりは、私は、ヨーロッパがすごく好きなので、ヨーロッパで働きたいです。
ドイツも好きなので魅力的なのですが、ヨーロッパの英語圏で働けるとなると、やはりイギリスがメインだと思いますので、まずはイギリスでがんばりたいです!
–留学計画がとても素晴らしかったのもそうですが、それぞれの都市や留学全体を通して明日香さんが成長していったのがすごく素敵ですね!
明日香さん、本日はありがとうございました!次はロンドンで人生の階段を着実に上っていくのを楽しみにしていますね!