「国際協力って何?」カンボジアでのインターン経験を通じてわかったこと。(鹽井晴香さん)
|大学時代にカンボジアで2度インターンシップを経験した鹽井晴香さん。
■今回、取材させていただいた留学Person
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回のキーワードは「途上国インターンシップ」です!
皆さん、「途上国でインターンシップをしよう!」と思われた事はありますか?
今回、登場してくれる留学Personの鹽井晴香さん(しおいはるか、以下、晴香さん)は、大学時代にカンボジアのオーガニックハーブ製品を扱うショップと人材紹介会社で合計2回のインターンシップを経験されました。
高校時代にあるきっかけで、「カンボジア」そして「国際協力」に興味を持ちはじめた晴香さん。しかし、その過程で勉強すればするほど「国際協力とは何か?」と悩んでしまったそうです。
悶々(もんもん)としていた晴香さんの解決の糸口になったのが、ある2つの出会いをきっかけとするカンボジアでのインターンシップでした。
晴香さんの人生の突破口となったカンボジアでのインターンシップ生活とはどのようなものだったのか?
今回のインタビューでは、
・そもそもカンボジアでインターンシップってできるの?何をしていたの?
・晴香さんの心のモヤモヤを解決させてくれたインターンシップとはどのようなものだったのか?
を伺ってきました。
机の上で学んでいた事を現地で体験し、大きく羽ばたいていった晴香さんのストーリーをご紹介します!
■高校生の時、授業で観た映画がきっかけで国際協力に興味を持ちました。
午前中のデスクワーク中。
-晴香さん今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
-早速ですが、晴香さんはいつインターンシップを経験されたのですか?
はい、大学3年生の時にカンボジアのシェムリアップで、大学4年生の時に首都プノンペンでインターンシップを経験しました。
-2回インターンシップをされたのですね。それぞれ違う会社ですか?同じ会社ですか?
1つはカンボジアのハーブ製品を扱う会社、もう1つは現地の人材紹介会社です。
-そもそもどうしてカンボジアに興味を持ったのですか?
きっかけは、高校生の時、授業中に観たカンボジアのドキュメンタリー映画でした。
その映画で、世界の現状を知り「自分は何をやっているのだろう。何かできることはないか」と思い、カンボジアという国に興味を持ち始めました。また同時に国際協力にも目覚めました。
-なるほど。その映画を観てから「大学でも国際協力を学ぼう」と繋がったのですね。
高校時代。関西の色々な学校から集まりボランティア活動を実施。
はい、映画を観た後、すぐに「何か高校生でもできることはないか?」とインターネットで探し始めました。
でも、どこも大学生からでないと活動できないボランティア団体が多くて、なかなか自分が関われる所がなかったのですが、なんとか高校生が活動している『高校生国際ボランティアWITH』を見つける事ができました。
-え?高校生の頃からボランティア活動をしていたのですか?
はい、高校2年生の時からでした。
■「ボランティアって何?国際協力って?」と悩む日々。。。
大学では国際協力とバトン部に力を入れたいと決意。
-すごいですね!意識が高いというか、行動力があるというか。驚きです!
確かに周りでは高校生でボランティア活動をしている人は珍しかったかもしれません。
WITHでは、いろいろな高校から高校生が集まって募金活動をしたり、「そもそもボランティアって何だ?」「募金活動をする意味はあるのか?」など散々討論をし有意義な時間を過ごせていました。
-そんな高校時代を過ごし、大学に入ってからはどうでしたか?
大学では国際協力学を学べる大学に進学したのですが、「ボランティアって持続不可能だ」と高校生の頃から思っていたのです。
大学でも勉強をすればするほど「国際協力って?」とモヤモヤしていました。
-なるほど。知れば知るほど疑問に思うことが増えていったのですね。
はい、でもその後初めてカンボジアを訪れ、考え方が変わる出会いがありました。
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