子どもと母親が一緒に留学!?今西由加さん、潤弥くんの親子留学
|ニュージーランドの公立学校に親子留学されていた、今西由加さん、潤弥(じゅんや)くん
■今回、取材させていただいた留学PERSON
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回インタビューさせていただいたのは、今西由加さん、そして息子さんの潤弥くんです。(以下、由加さん、潤弥くん。)
読者の皆さん、『親子留学』という言葉を聞いた事はありますか?
親子留学とは、お子さんだけでなくお母さん、そして時にはお父さんも一緒に短期で海外の学校に留学する留学スタイルです。
普段は東京で暮らすお二人ですが、2013年の9月に2週間ニュージーランドのオークランドの公立学校に通われ、親子で異文化体験をされたそうです。とは言っても「親子留学と言われても、まだまだイメージがわかない」という方も多いと思います。
今回はそんな方のために、「親子留学って現地ではどのような事をするのだろうか?」についてインタビューしてきました!「お母さんになっても留学はできる!」
■親子留学って何?〜子どもにアウェーで生き抜く力をつけてほしかった〜
ニュージーランドでステイ先のファミリーと遊ぶ潤弥くん
–由加さん、潤弥くん、本日はよろしくお願いします!
(由加さん、潤弥くん)
はい、よろしくお願いします!
–まず、2人がしていた留学について教えていただけますか?
はい、ニュージーランドのオークランドという街に、息子と2人で2週間、親子留学していました。
–親子で留学とは?
ニュージーランドの学校の体育の授業の様子
そうですよね、普通知らないですよね。私が行った親子留学というのは、現地の家庭でホームステイをしながら、子どもは現地の公立学校に通うというものです。
–学校に通うのは子どもだけですよね。お母さんは何をするのですか?
息子が通った学校には、親が無料で受けられる「ペアレントクラス」というものがあるので、私はそれに参加していました。
英語、ヨガ、クッキングなどのクラスがあって、クッキングの材料費とかはかかるのですが、基本的に全部無料で参加できるんですよ。
–なるほど、潤弥くんと一緒に由加さんも学校に通っていたのですね。
ペアレントクラスでクッキングをしている様子
はい、そうなんです。それ以外の時間は、観光やショッピングなどもできるので、旅行も楽しめました。
–2週間の留学は、夏休みや春休みに行かれたのですか?
いえ、潤弥は先生に伝えて小学校を休んで行きました。ちょうど私も祝日などが重なって休みが取りやすい時期でしたので、仕事を休んで。
でも通常は、春休みや夏休みなどの長期休暇を利用して親子留学をされる方が多いようです。
–なるほど、日本の学校はお休みして、海外の学校に出席していたわけですね。なぜ、留学に行こうと思ったのでしょうか?
私自身、「海外の教育現場に興味があった。」という理由があったのですが、一番は、息子が「アウェーな環境に置かれても、うまく力を発揮できるような子になってほしい。」という想いでした。
週一回で英語を習わせているのですが、「現場に行った時に英語が使える力」や「自分が外国人という環境でも対応できる力」をちゃんと現地で身につけてほしくて。
–確かに幼少期から英語だけではなく、「海外で生きる力」がついていれば、自然とグローバルな環境でも対応できそうですよね。
そうなんですよ。ニュージーランドは、「世界中から留学生を受け入れる」といういうポリシーがあるらしく、私たちが行った公立の小学校でも20数国から生徒が集まっていました。そういう環境はなかなか日本にはないじゃないですか。
–ニュージーランド以外には検討されなかったのですか?
ニュージーランドで通っていた公立小学校の外観
もちろん、ロサンゼルスとかカナダなど色々あったのですが、一番の決め手は「時差」でした。
2週間という短い期間だったので「子どもが時差になれるまでの時間がもったいないかな〜。」と思いまして。オーストラリアとニュージーランドだと、時差も最大2〜3時間で済みますし、紹介してもらったニュージーランドの学校も雰囲気がよさそうだったので。
–なるほど、特に子どもの場合、時差は大きな要因ですよね。留学にかかった費用はいくらくらいでしたか?
朝の集会の様子
為替レートにもよるのですが、我が家の場合は飛行機代も合わせて2人で50万円ほどでした。
–なるほど。でしたら、家族で行く海外旅行に少し足すくらいで行けちゃうのですね。
そうですよね。旅行先の国にもよるのですが、本当に海外旅行くらいの料金で行けてしまいました。