子どもと母親が一緒に留学!?今西由加さん、潤弥くんの親子留学

教室の様子

教室の様子

 

■「あの子とゲーム一緒にやりたいんだけど、なんて言えばいいの?

 

–次に、潤弥くんの授業の事について聞かせてください。現地の授業はどのような授業がありましたか?

 

(由加さん)

潤弥、授業は「算数、国語、体育、図工、音楽」だったよね?

 

(潤弥くん)

うん、でもめっちゃむずかったです。

 

–むずかったというと??

(潤弥くん)

レベルが違いすぎるんですよ。二桁のかけ算とかやった事なかったですもん。後、何分の何の計算とか。九九はわかるんですけど。。。

 

–由加さん、ちなみに潤弥くん、何年生の時に留学されたのですか?

授業で使っていたプリント

授業で使っていたプリント

 

(由加さん)

私たちが留学したのは去年です。なので、潤弥はその時は小学2年生でした。でも、ニュージーランドの学年の計算方法は日本と違うんです。

日本だと、みんな一緒に小学生になりますけど、ニュージーランドは5歳になった子から小学生になるんです。ですので、この子は8月生まれなので、留学した9月は小学3年生のクラスになっちゃったんです。

 

 

–なるほど、これから行く方はお子さんが向こうでは何年生で、どのような授業を受けるか調べておいた方がよさそうですよね。

遠足中の写真

 

 

(由加さん)

「はい、そう思います。ただ、後から知ったのですが、学校にお願いすれば違う学年に入る事もできたみたいです。

英語の壁もあるので、「もうわからない!やだ!」と思っちゃう子もいるみたいですので。」

(潤弥くん)

「俺も思ってました。。」

(由加さん)

「確かに、算数やだって言ってたよね。」

(潤弥くん)

「算数だけじゃなくて英語も大変だった。。。」

 

 

 

–そういえば、授業は英語だったのですよね?潤弥くん、英語わかったのですか?

ステイ先の子どもとサッカーをする潤弥くん

ステイ先の子どもとサッカーをする潤弥くん

 

(潤弥くん)

いや、全然わかりませんでした。

でも、休み時間とか友だちと遊ぶのがおもしろかったので、英語をお母さんに聞いて、少ししゃべるようになりました。

 

–由加さん、どんな英語を教えたのですか?

(由加さん)

そういえば、同年代の子やホームステイ先の子と遊びたいので「ねえ、あの子を誘うにはなんていうの?」「ねぇ、ゲーム一緒にやりたいんだけど、なんて言えばいいの?」とか聞かれました。

 

–なるほど、「遊びたい」という動機で必要な英語を覚えるのですね。そういえば小学生って、授業よりも放課後や休み時間の方が楽しい時間ですもんね。

サッカーをする潤弥くん

 

私も、今から考えるとそう思います。日本の英語スクールだと、「勉強」になりますので、「遊ぶための英語」という発想にはなかなかなりませんので。

なんというか、「英語を使うモチベーションができる」という意味ではすごくよかったのかなと。本人がどう思っているかわかりませんが。。

 

–まぁ、小学生が「留学したいよ、ママ!」ってあまりなさそうですしね(笑)潤弥くん、向こうではどんな遊びをしましたか?

(潤弥くん)

ピンポン玉みたいなボールを手で打つやつとか、(ステイ先の)家だと、(テレビ)ゲームとか一緒にしました。

でも、やっぱり英語はむずかったです。

 

 

–やはり、子どもにとてって海外の学校は大変そうですね。

パソコンルーム

学校のパソコンルーム

 

はい、今の話でわかったと思うのですが、英会話スクールを週一で通わせていても、やはり小学生なので「現地に行くとあいさつ程度しかわからない」状態でしたので。

 

ただ、学校自体も受け入れることに慣れている学校でしたので、クラスに2人バディがついてくれて助かりました。

 

–バディとは?

 

簡単に言うと「語学力の壁がある子のサポートをしてくれる同じクラスの生徒」です。

例えば、身振り手振りで「荷物をここに置くんだよ」「ランチは外で食べるんだよ」など必要な事を教えてくれたりしてくれました。だから、学校生活自体は大丈夫だったみたい。

 

–なるほど、であれば「ハローからできる留学」のような感じですね。

そうなんですよ!あと、学校側もなるべく、同じ国籍の人が同じクラスにならないように配慮してくれたり、留学生専任のスタッフがフォローしてくれるなど、留学生のサポートに慣れているので非常に助かりました。

 

 

 

異文化の中でもなんとか自分らしく楽しむ力は少しはついたんじゃないかなぁ。

ロサンゼルスの親子留学で撮影した写真

2回目の親子留学で行ったロサンゼルスで友人たちと。

 

–やはり留学してよかったですか?

はい、私もニュージーランドは初めてで、驚きもいっぱいありましたし、それを親子で共有できたのはよかったと思います。

 

–帰国してから、お子さんの変化などは感じられました?

 

親だからひいき目なのかもしれませんが「異文化の中でもなんとか自分らしく楽しむ力は少しはついたんじゃないかなぁ。」と感じました。

 

2週間という短期なので、そこまでたいした事はできなかったのですが、「いつもと全然違う環境でも、なんとか楽しんでやろう!」という姿勢をなんとなく感じました。

 

–なるほど、また行きたいと思いますか?

 

カナダでステイ先の子どもたちと遊ぶ潤弥くん

 

実は、今年は、ロサンゼルスとカナダにも親子留学をしまして。最初の留学で親子留学にハマってしまって、自分でも親子留学の会社を始めてしまったんです(笑)

 

–旅行にハマる感覚で親子留学にハマっちゃってるんですね(笑)

はい(笑)でも、家族旅行で成長できるのがすごく素敵だなぁって思うんです。

 

–確かに留学というと少しハードルが高そうに感じますが、「成長できる家族旅行!」ってすごく素敵でいいですね。由加さん、潤弥くん、今日はありがとうございました!いつまでも親子仲良くいてくださいね!

 

 

 
 
榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)