「青年海外協力隊なら現場が見える!」村落開発普及員としてガーナへ!(Shokolaさん)
|青年海外協力隊の隊員としてガーナで活動されていたShokolaさん
■今回、取材させていただいた留学PERSON
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回インタビューさせていただいたのは、2009年から2年間、JICA(国際協力機構)の「青年海外協力隊」の村落開発普及員(現:コミュニティ開発)として活動されていたShokolaさんです。
Shokolaさんが派遣されていたのは、西アフリカはガーナ共和国のブロング=アハフォ洲(BA洲)。現地の村では植林活動、石けん作り(収入向上活動)、環境教育の授業などを行いました。
「青年海外協力隊って興味はあるけど、具体的にイメージできない。」という方も多いのではないでしょうか?
そのような方のために、今回は青年海外協力隊のスタートから終わりまでをShokolaさんの実体験で聞かせていただきました!
前編は、青年海外協力隊に応募したきっかけから現地でホームステイをするまでです!
■Shokolaさんが隊員として現地でしていた3つの活動
収入向上活動の中心メンバーアジャラさんと、息子のアズマくんと。
–Shokolaさん、本日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
–まず、Shokolaさんって本名?もしかしてハーフですか?
いえ、Shokolaは、仕事などの活動をする際のアートネームなので、日本人です(笑)
–そうなんですね。では、改めて、Shokolaさんの海外体験について教えてください。
環境教育をするきっかけとなったヤヘマ中学校。
はい、2009年3月から2011年3月までJICAの青年海外協力隊の村落開発普及員としてガーナのブロン=アハフォ州(BA洲)に行っていました。
村落開発普及員は、今では、コミュニティ開発という名前に変わっている職種です。
–青年海外協力隊の名前はよく耳にするのですが、現地では何をしていたのですか?
私が現地で行っていた活動は主に「植林活動」「収入向上活動」「環境教育」の3つでした。
–具体的にはどのような活動を。
配属先の森林サービス局のフィールドオフィサーのフランクさんと。彼の担当する「ンゼメレ森林自然保護区内」の巡回に同行したときの写真。
各活動の内容については、後で詳しくお伝えしますね。
簡単に言うと私たちが植林活動でしていたのは、「畑を与えられた村人たちがオレンジやマンゴーなどの果樹を植えて育てる活動がちゃんと進むようにサポートするもの」です。
元々の仕組み作りは、私たちが派遣前にJICAとガーナ政府がやっていました。なので、私たちの活動はそれを促進や発展させるためのフォローアップ活動になります。
–なるほど!収入向上活動とは、どのようなものだったのですか?
アフラス村で行った石けん作りワークショップの時の様子。写真の日本人女性は同期隊員の石田奈帆美(いしだなおみ)さん。
これも簡単に言うと、村の女性たちが、現地で取れる原料(パーム油)を使って、石けんを作るというものです。村の女性たちは、その石けん売る事で収入を得る事ができるので、収入向上につながる仕組みです。
収入向上活動も、元々は、植林活動と同じくJICAのプロジェクトとして、「養蜂(ようほう)」や「マッシュルーム作り」などのような別の形で行われていました。私たちに与えられた任務は、この活動を発展させる事でした。
–最後の環境教育とは?
現地の中学校で行ったワークショップ中の写真
はい、環境教育は、村の学校で、環境に関する授業を行うものです。
当時、村では「自然発火や、焼き畑やタバコの火の不始末」などによって畑や森が燃えてしまう事が村では問題になっていました。
そのような背景から「子どもの頃から環境に対する意識を持つことは大事」だと思って、学校に提案に行き、授業の時間をもらって始めました。ですので、これは任務ではなく私たちが自主的に開催したものになります。
–現地での活動については後ほどもっと詳しくお願いします!次に応募のきっかけや、隊員として現地に行くまでの事を教えていただけますか?
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