「子どもの頃の夢を社会人になって思い出し、マルタ島への短期語学留学を決意しました」飯田恵梨さん

■留学中はとにかく英語学習!夜はクラブでスピーキングのトレーニング!

スピーキングの練習をしていたクラブにて

 

–現地では、1日どのような過ごし方をされていたのでしょうか?

基本的には午前中はECスクールという語学学校の授業を受けて、午後はフリーでした。

 

–フリーの時は何をされていたのですか?

もぉ、自分で言うのもなんなんですけど、すごい英語の勉強をしていました。

 

–具体的にどのような勉強を?

基本的にはデスクスタディをずっと真剣にして、夜がふけてきたらクラブ街があるので、そこのクラブに通ってました。

住んでいたのもホームステイではなく、様々な国籍の女子10人との共同生活だったので、 そこでの生活も大きな勉強になりました。

 

–おぉ、クラブ!クラブでは何を勉強したのですか?

クラブではスピーキングになるんですかね。酔っぱらうと英語が上達するという事がわかりました(笑)

些細な事を気にしないで英語がしゃべれるのとミスを気にしなくなるので、しゃべるトレーニングにいいんだと思います。

もちろん、クラブ以外の活動はしていて、英語を積極的に現地で学ぶために語学学校のアクティビティを利用して友達たちとプチ旅行に行ったりしました。

 

–マルタ島特有の珍事みたいなのってありましたか?

えっと、これは笑い事ではないのですが、実はマルタ島にいる間に友達が週一ペースで4人も車にひかれてしまって。。

1人は肋骨を折って留学一日目で、帰国をせざるをなくなってしまったり、お昼ご飯を買いに行ったら、友達がひかれている現場を見て、一緒に病院に行ったり。

なぜかと言うと、今はどうかわからないのですが、当時はマルタって信号がなかったんですね。これからマルタ島に行かれる方は、本当に保険は入っておいた方がいいと思います。

 

 

■やはり、英語上達のコツは、王道ですが「日本語をしゃべらない事」だと思います。

インタビュー中のえりさん

–留学期間は1ヶ月と短かったのですが、英語力は上達しましたか?

 

すごい伸びたと思います。

例えば、留学1日目に、最初のクラス分け試験のインストラクションさえわかりませんでした。「試験時間は○○分です。」「これを解いてください。」などが全く聞き取れなくて、私はいつ試験が終わるのかさえわからなくて、結局めっちゃ低いクラスに入れられちゃいました。

初日はそのレベルだったのですが、最終的には学校の一番ハイレベルのクラスの人たちと英語で会話しながら遊べるようになりました。英語を使って、自然とコミュニケーションが取れる所までいけたのは自分の中ですごく自信になりました。

「英語がペラペラしゃべれている自分」という夢に一気に近づいたのを感じました。

 

–恵梨さんが感じた英語上達のコツってなんだと思います?

 

「とにかく日本語をしゃべらない事」だと思います。

一度日本語をしゃべってしまうと、なかなか頭が英語モードに戻らないので、留学中は私は意識して英語しかしゃべれないようにしていました。

また、気持ちと意識も大事だと思っていて、私は自分のお金で行っていたので「本気で回収してやる!」って気持ちで英語漬けにしました。

そうするとだんだん、英語がパズルのようになってきて楽しめるようになってきました。「あっ、ここ助動詞来たから、次はこれだ」のような感じで。

文法ミスなくしゃべれたりすると「今日は文法コンプリート、やったぜ、私!」みたいな感じで、英語に取り組んでいました。

後は課題を作る事。「今週はディベートで必ず発言する」とか、少しずつ自分に課題を課すようにしていました。

 

恵梨さんの留学経験を聞かせていただいていると、すごく順風満帆な感じがするのですが、現地では思い通りに行かない事はありませんでしたか?

 

いや、実は本当に思い通りに行かない事ばかりでしたが、それもゲームだと思うようになっていて「うまくいかないゲーム」みたいな。留学中は生活自体がゲームでした。

 

 

■人生が変わってきている感じがした。「今止めたらダメ!」と思い、3ヶ月のイギリス留学に行く事に。

マルタ島の夜景

 

–マルタである程度、英語力に手応えをつかんだと思うのですが、この後3ヶ月イギリスに留学しようとした理由は何なのですか?

 

マルタで1ヶ月過ごして、本当に「自分の人生が変わってきている」気がしたんです。

スポンジで空っぽの時にすごく吸収力が上がるじゃないですか。私はまだ吸いきれていない状態な気がしていて「ここで止めたらダメ!」と思い、親にお願いして留学期間を延長する事にしました。

国をイギリスにした理由は、友達から「留学期間を延長するなら国を変えた方がいい」と薦められた事と、ヨーロッパでマルタの他にイギリスしか英語圏の国がなかった事が決め手でした。

実は、お恥ずかしいのですが、この時点では、ヨーロッパの他の英語圏がイギリスしかない事を知らなかったんですけどね(笑)

 

■イギリスのスワネージという都市に3ヶ月の語学留学

スワネージの語学学校の友人たちと

恵梨さんはこの後、イギリスのロンドンやブライトンのような人気留学先ではなく、スワネージという南の都市(サッカー吉田麻也さんで有名なサウザンプトンの近く)に3ヶ月間、語学留学をされます。

 

次回は、日本でのあまりなじみのないスワネージでの留学生活、そして帰国後の恵梨さんの活動についてお届けします!

 

【2015年5月18日追記】

後編記事公開しました!

→街中が英語の先生!?イギリスのスワネージ留学とは?(飯田恵梨さんVOL.2) 

 
 
榎本 晋作
28歳の時にワーキングホリデーでイギリスに。ロンドンでは留学エージェントの立ち上げを経験。在英中に立ち上げた自身のブログは日本ブログ村PV(アクセス)ランキング1位。帰国後『イギリス・ワーホリ留学ガイドブック』を電子書籍にて出版し、Amazon海外留学対策ランキング1位を獲得。高3時点での英語の偏差値は32。(今でも苦手です。)