『「あなたの夢はなに?」が私の可能性を広げてくれました(カーン星さん)』
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バングラデシュの子どもたち。
■私には夢がある。発展途上国×日本の架け橋になりたい。
–冒頭で少しおうかがいしましたが星さんはバングラデシュに行ったのですよね?どうでしたか?
最初は臭いがガスや埃っぽいなとか人がごちゃごちゃしていたり、、、それと物乞いを見て「かわいそう」という感情がありました。でも、人々の目は輝いているんです。日本にはない輝き。
バングラデシュでの移動手段の一つリキシャ。
–日本にはない。。。何かがある。
そう。日本は交通整備がされていたり、きれいな国かもしれません。バングラデシュとは違う。食べるものも、着ているものも、違う。でもそれは「バングラデシュの“個性”」なんだって気づきました。日本にあって、バングラデシュにないもの。バングラデシュにあって日本にないものだってある。バングラデシュで活躍する日本人社会起業家の方に会って、「見方を変える」ことの大切さを知りました。
だから援助をするだけの関係ではなくて、日本も得るものがある–そんな関係が築けたらいいと思います。
高校1年生の時にJICAの「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」に応募。『援助だけで終わらない』で特別賞を受賞。
http://www.jica.go.jp/hiroba/menu/essay/2012/j_shinsa04.html
■夢を他人に伝えることは怖いかもしれない。でも、どんどん人の夢を知って夢をさらに広げていこう。
-援助をするだけの関係ではなくて、日本も得るものがある–そんな関係が築くことが星さんの夢でもあるんですね。
はい。バングラデシュの人はエネルギッシュだと感じました。それにイギリスでできた友人達も活き活きと自分の言いたいことをきちんと言っています。私は普段、なかなか夢を話す機会ってないなと感じるんです。でもそんな中、自分の夢を全国の人に伝えるチャンスが今年の2月にありました。
夢をどんどん広げようとコンテスト挑戦。服や靴に書いてあるのはたくさんの人々のそれぞれの夢。
TABIPPO主催「コンテスト DREAM」にて
『Color me Drem プロジェクト』を発表
http://tabippo.net/dream-finalists2015fukuoka_no-47/
–いろんなことにチャレンジしていますね!どうやってエッセイを応募したり、夢を語ろうと応募するものを見つけているのですか?
それも私が夢を語っているからです。「私今こんなことを思っているんだ、あんなことを思っているんだ」と普段から周りに話すと、「星、こんなのがあるよ!やってみたら?」といろんな人が教えてくれます。
–自分で夢をつかむけど、夢をつかむために夢を伝えているのですね。
はい、そうですね。夢を語るようにしてわかったことですけど。夢を人に伝えるのは怖いけど、「え、星そんなこと思っていたの?めっちゃいいね!」と言ってくれた経験をして、夢はどんどん伝えるものだと思いました。
–イギリスのサマースクールで答えられなかった「あなたの夢は何?」をもう今の星さんは答えられますね!これから大学生になったらどんなことをしていきたいですか?
私は、ハーフだから日本とバングラデシュ、どちらの祖国のことについても知っていないといけないなと思います。
今高校の授業で日本史を勉強しているけど、大学に行ったらバングラデシュのことをしっかり調べたいたいなと思っています。
そして大学も卒業する頃には途上国と日本の架け橋になるビジネスをしていたいです。
–星さんのお話を聞いて、日本には色々な奨学金制度、多くの留学の情報や海外に飛び立つことを後押ししてくれるプロジェクトがあるから、どんどん挑戦する人が増えたらいいなあと思いました。そのために、自分で自分の夢を伝える大切さも知りました。これから大学受験ですね。これからも夢を広げ続けていってください。ありがとうございました。