27歳女子。「大人のワーホリ」を求めて、イギリスのブリストルへ。(香西裕美さん)
|取材後の裕美さん。
■「自分にとって最適な形ってなんだろう?」
–今は日本在住ですか?
はい、2016年の1月に、岡山に戻りフリーランスの活動を再開しました。
–彼氏さんとは遠距離恋愛?
はい、向こうはブリストルにいるので、そうなります。
–国境と国籍超えて遠距離恋愛って、なんか素敵ですね!2年間のワーホリ生活を終えて、何か自分の中で変化を感じますか?
う〜ん、一言で言うと難しいのですが、やはり「色々なものが見れた、そして知れた事」が私の中で一番大きかったと思います。
–色々なものとは?
学校卒業後に再会した友人たち。
初めてのヨーロッパ生活で様々な国を回れた事もそうですけど、「色々な考え方」に触れられた所です。
日本にいた時に、生き方や働き方に対する考え方はあまり多くなかったのですが、ヨーロッパで色んな人と話しているうちに、本当に多種多様な考え方を知る事ができました。
–どのように日本とは違いましたか?
例えば、二十歳のイタリア人の友達は、「イギリスで貯金と英語を習得して、将来的には南米やオセアニアでも働きたい。」と言っていました。ヨーロッパには、労働に対してあまり国境の考え方がないようなので、仕事を求めて軽々と移住していくみたいです。
後、20代前半のイギリス人は、学生時代からプログラミングを習得して仕事をしているので、若いのにお金には困っていないそうです。
特定の階級の話になってしまうのかもしれませんが、ヨーロッパでは、小さい頃から、不動産を与えて運用を経験させるなど、とにかく様々な考え方や経験をするチャンスを与えているようでした。
–おぉ、なんか、今の日本人がうらやましく思いそうな話ですね!
はい、そうかもしれません。ヨーロッパ人は「仕事のために生きている」か「生きるために仕事をする」という考え方でした。
私自身、どうしても身体に染み付いた生き方は変えるのは難しいのですが、考え方だけでもヨーロッパ風になるように努めています。
このような考え方に触れるうちに、自分の中でも選択肢が増えて、今では、いつも「自分の中で最適な形ってなんだろう?」って考えてられるようになりました。
–なるほど、多くの価値観に触れる事で、自分の中の選択肢が増えていったのですね!
ブリストルのVictoria Roomsにて。
はい。後、わかりやすい話ですと、TOEICのスコアも900点代になったり、ケンブリッジ英検のFCEも受かったので、英語力も上がりましたし、外国人の友達もいっぱいできたのもよかったです。
旅行に行っても、旅先に友達がいて楽しかったりもしますし。そういう部分もだいぶ変わったと思います。
–ブリストルでの生活を通して、能力的にも精神的にも成長されたのがすごく伝わってきます!裕美さん、本日はありがとうございました!これから、ブリストルでの経験をいかした活躍願っていますね!