日本の高校を卒業後、エンターテイメントを学びにアメリカの大学へ留学!(吉田理恵さん)
|高校卒業後、アメリカのロサンゼルスに留学し4年制を大学卒業された吉田理恵さん。
■今回、取材させていただいた留学Person
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回インタビューさせていただいたのは、アメリカの「カリフォルニア州立大学ノースリッジ校」でファッションデザインを学ばれていた吉田理恵さん(よしだりえ、以下、理恵さん)です。
皆さん、「海外の大学に進学する」という事を想像された事はありますか?
おそらく、多くの人は「なんか、写真では見た事あるけど、あまりイメージわかないです。」とお思いではないでしょうか。
今回の留学Personの理恵さんは、日本の高校を卒業後、ロサンゼルス(以下LA)の大学に進学。本当は日本の大学に進学する予定でしたが、あるきっかけから留学を決意されました。
「最初は英語が大変で、イエス、ノー、サンキュー、それ以外は笑顔でごまかしていた」。
そんな理恵さんは、現地で言葉の壁に苦しみながらも大好きだった「エンターテイメント」、そして「ファッションデザイン」を学ぶために奮闘。
「帰国子女ではない普通の女子が、海外の大学に進学するのはどういう事なのか?」
今回は理恵さんの留学生活のスタートから終わりまで詳しく伺ってきました!
■「人と同じことをしたくない」という気持ちがいつも自分の中にありました。
ホストファミリーと一緒にLAの動物園に行った時の1枚。
–理恵さん、本日はよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします!
–まず、理恵さんがしていた留学について教えてください。
はい。日本の高校を卒業後、アメリカのLAの「カリフォルニア州立大学ノースリッジ校」という大学に進学し、そこでデザインとエンターテイメントを学んでいました。
–日本の高校を卒業して、すぐにアメリカの大学に?
正確に説明すると、最初の3ヶ月間は語学学校に通い英語を学びました。
3ヶ月の語学学校が終わった6月に、今度は「コミュニティカレッジ」と呼ばれる2年制の公立大学を受験し、夏休み明けの9月からはそこに通いました。
–という事は、留学先は「コミュニティカレッジ」だったという事ですか?
ロサンゼルスの有名レジャーランド「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」。
いえ、コミュニティカレッジに通ったのは2年間で、その後に4年制大学に編入しました。ただ、4年制大学は編入ですのでこちらも通ったのは2年で、コミュニティカレッジと合わせて4年でした。
–なるほど、その4年でエンターテイメントとデザインを学ばれていたのですね。
LAのビーチ。よく友達とビーチ沿いを散歩したそうです。
はい。分けると2年ずつなのですが、コミュニティカレッジでは「パフォーミングアーツ」という学部で、演技・ダンス・歌などエンターテイメントを学び、カリフォルニア州立大学では専攻をデザインに変えました。
–高校卒業後、すぐに留学をするのって周りと比べて珍しくなかったですか?
どんなきっかけがあったのか教えて欲しいです。
私の高校ではかなり珍しいパターンでした。確かその年は私だけだったと思います。私も、最初は日本の大学を受験をしようと思っていて、それこそ、1日18時間くらい勉強していました。
–18時間!
犬が大好きな理恵さん。留学中は「犬がいるホストファミリー」の家を選んで引っ越していたそうです。
はい、「いい大学に入りたい」という気持ちが強くて。
ただ、自分の限界以上にやりすぎてしまって、高校3年生の12月くらいに受験ノイローゼになっちゃったんですよ(笑)。それを見かねた母が「あなたは昔からちょっと変わっていたから、留学した方が向いてるかもしれないわよ」ってアドバイスをくれたんです。
それで、留学エージェントに相談に行き始めたのが「アメリカの大学に進学しよう」と思ったきっかけでした。
–でも、よく決断できましたね。
私自身、いつも「人と同じことをしたくない」という気持ちがあって、その事が大きかったのかもしれません。
ですので、自分の高校から海外の大学を目指す人が他にいなくても、母のアドバイスを聞いてから、自然と「あっ、留学でもいいかな」って思えるようになってきました。
–場所をLAにしたのは何か理由はありましたか?
有名なハリウッドの「レッドカーペット」を見に行った時の1枚。
LAに決めた理由は、「エンターテインメントには元々興味があった事」が大きかったです。幼い頃からストリートダンスをやっていて、「メッカであるハリウッドに行ってみたい!」と思い決めました。
–なるほど、趣味をきっかけに留学先を決めたわけですね!LAにはたくさん語学学校があると思うのですが、学校選びの何か条件や決め手があったのですか?
はい、語学学校の後に「コミュニティカレッジにそのまま行けるコースがある学校」という条件で選びました。
具体的には「条件付き入学制度」という、入学テストで一定レベルの英語力をクリアしていれば入学できるという制度です。私の留学は、入学テストに向けて語学学校で勉強をするところからスタートしました。
–コミュニティカレッジというのがあるのですね、詳しく聞きたいです!
現地で受けていたバレエのレッスン風景。
日本ではあまり聞かないですよね。正確に言うと結構違うのですが、日本で言う「2年制の短大」のようなイメージです。
アメリカでは、直接4年制の大学に入学する事もできますが、最初に2年制のコミュニティカレッジに行ってから、提携関係にある4年制の大学に3年生として編入する事もできて、そういう人も比較的多いです。
–なるほど。提携校でないと入学できないのですか?
そういうわけではありませんが、提携校の方が単位の移行が非常にスムーズです。アメリカは州ごとに制度が独立していることも多く、州が違うと単位が移行されない事もありますので、私もたくさん調べて慎重に決めました。
–そうなのですね。コミュニティカレッジを経由する理由は何かあるのですか?
コミュニティカレッジの方が費用がすごく安いんですよ。日本だと編入の枠も狭き門ですので、アメリカならではだと思います。
–通っている学生は留学生が多いのですか?
LAは留学先として人気がありますので、もちろん学部や学科によっては留学生もたくさんいました。
とはいえ、「コミュニティ」カレッジっていうくらいですから、地域「コミュニティ」との交流が多かったです。なので、現地の社会人で「このクラスが好きでこれだけ履修してる」って人もたくさんいて、出会う人の年齢層もやってることも本当に幅広かったです!
→【次ページ2/3】いよいよLAへ!語学学校とコミュニティカレッジで求められる物の違いとは何だったのでしょうか!?