「留学やワーホリに正解はない、人と比べないで自分が納得する過ごし方が大切だとわかりました」やんけさやかさん。
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先生の家でハウスパーティー。
■ワーホリ滞在後半戦。いよいよ就労開始!シェアメイトの紹介で仕事も決定!
–4ヶ月働いていたということですが、仕事はどうやって探されたのですか?
履歴書は50枚くらいプリントアウトしました。アイスクリーム屋さんとかに応募していました。自分で20~30件は配り歩きました。
-30件もオファーしたのですか?多いですね。
たくさん面接に行きましたか?
それが全然返答がなくて。。。半年も語学学校に通っていたのになんで?って悔しかったです。最終的にはルームシェアしていたシェアメイトがタイ人だったのですが、そのシェアメイトがタイ料理屋さんを紹介してくれました。
働いていたタイ料理屋さんの同僚とオーナー。
–シェアメイト!シェアハウスに住んでいたのですね。タイ料理屋さんではどんな仕事をしていたのですか?
主にテイクアウトがメインのお店だったのですが、電話対応とかレジなどです。
週5日働いていたのですが、電話対応が。。。これがもう英語ですし、電話の向こうで何を言っているのか聞き取るのが難しいですし、タイ料理のことも質問されるので把握しておかなければいけないし、大変でした。
–電話対応は難しそうですね。。。他にも大変なことはありましたか?
オーナーの方がいい方で仕事は楽しく働いていたのですが、
ある日、カレーを注文されたお客さんにご飯だけを入れた容器を渡したことがありました。ルーだけならまだしも、お米だけ渡すなんて…。
お店のオーナーが私の代わりに謝罪してくれましたし、お客さんも納得してくださいましたが、、、あの事件は本当に焦りました。
ほかにもご飯を炊いておかなければいけないのに、お米を洗ったあとにスイッチを押し忘れたり。
仕事中の様子。
–海外で働くって不安だと思いますが、いい職場を見つけることができてよかったですね。
はい、私は出逢う人に恵まれていてラッキーでした。
でも、これからワーホリに行く人には学校に行っている期間も仕事探しをすることをお勧めします。いろんな仕事があるので現地にどんな仕事があるのかを実際に聞いたり、見て回ってたくさん情報を持っておくことを経験者としてぜひ皆さんにシェアしておきたいです。
■家探しが得意なさやかさんが教える家探しのポイント!
–ありがとうございます。そういえば先ほどシェアハウスに住んでいたとおっしゃっていましたが家探しって大変そうですが。。。
シェアハウスの家探しは私、得意ですよ!(笑)家探しの私なりのポイントは、
・新聞/フリーペーパーを見る
・クレイグスリストを活用する
※世界最大希望のクラシファイドサイト・地域情報コミュニティサイト
・オンライン(jpcanadaなど)
を見たりしました。
あとは街を歩いていて掲示板をよく見たりして情報収集をしていました。
–シェアハウス探しのプロですね!
シェアハウスは3回引っ越したのもあって、探すことも慣れました。シェアメイトとなる人といくら暮らすうえでのルールを決めても国籍も言葉も違うし、もめたこともありました。一度は追い出されたこともあります。私はバンクーバーの中でもダウンタウンが便利でいつもダウンタウンで住んでいました。
■「仕事ばかりするな、人生は楽しむもの」。カナダで感じた人生の楽しみ方。
–シェアハウスってハプニングもやはりあるのですね。
カナダでの滞在は英語を習得する以外にも何か影響されたことはありますか?
カナダで衝撃的だったのが、現地の人を見ていて「遊ぶために働いている」と感じたのです。飲み会で飲みたいとか、そういうのではなくて。
週末を楽しむために、人生を楽しむために働いているように見えました。実際「仕事ばかりすることが人生ではない」と言われたこともありました。家族を大切にしたり、自分の時間を作って過ごす時間がある。すごく印象的でした。
–人生観が変わったのですね。
そういえばさやかさんはTOEICで目標の点数を取って帰国することも目標にされてカナダに入られましたよね?実際はどうだったのですか?
TOEICは語学学校に通っている間だけではダメで。。。最初は500点をやっと超えて600点、、、と毎月点数を上げていきましたが行き詰まりました。本当は半年間で成果を出したかったのですが難しくて。。。最後の数か月も目標まであと10点と少しというところで、いつも790点あたりをウロウロしていました。語学学校を卒業してからも自分で勉強を続けて、最後に800点を超えることができました。
–無事目標を達成されたのですね。帰国寸前まであきらめなくてよかったですね。
はい。でも、実際は英語が使えるようになるにはコミュニケーションが取れるようになることは大前提で、更にTOEICで説得性を持たせる というのが私なりのゴールでした。何度も言ってしまいますが私にはほんとに後がなかったので…。でも、このゴールを掲げていて本当によかったなと思います。
職場のオーナーの家族と食事をすることも。
■帰国後も英語力をキープするために努力!そして国際結婚へ。
–英語の勉強は学校だけが全てではないのですね。
帰国されてからも英語力はキープできましたか?
帰国したら1週間で耳が日本語に慣れてしまって「やばい!」と思いました。
いろんな会社が開催している国際パーティーに行って話す場を作っていました。話も食事も堪能できるし、何より友達ができるのが嬉しいですよね。英語を話す友達ができると、友達同士で遊ぶようになって、パーティーに行かなくても英語環境にいることができますし、お勧めですよ。
–さやかさんは国際結婚もされて日常会話が英語で、カナダに行く前に決めていたように英語が人生に大きく影響しているのですね。
まさにカナダでできた友人から、帰国後に彼を紹介されて、結婚にまで至りました。
でも、カナダに行くとき、私は英語に人生を賭けると自分にプレッシャーをかけていましたが、「どんな留学経験も正解はない」と、行ってみて思いました。せっかく海外に行くので「いい留学期間にしたい」といい意味でも意気込んでしまうと思いますが、「人と比べないで、自分が納得する留学をするのがいい」と思いました。
-そうですね。さやかさんが学ばれたように人生を楽しむために日々頑張りたいです。ありがとうございました。