「初めての一人旅で経験した衝撃から学生時代のワーホリ、ワークキャンプ…社会人生活を経て青年海外協力隊へ」(炭しおりさん)
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■何も知らなさすぎる。あと40年もあるサラリーマン人生の途中でまた海外へ。
–社会人として生活している中、アフリカのことを思い出したのには何かきっかけがあったのですか?
東日本大震災が起こった時のことです。「日本よりはるかに貧しい国からもたくさんの支援をいただきました」という報道を見て、「あ~そういえばまたアフリカに戻って恩返しがしたいと思っていたな、忘れていたな」と学生生活の頃に感じたことを思い出しました。
学生の頃タンザニアで活動した2週間でもすごく視野が広がったから、腰を据えて住んでみると、より多くの気づきを得られるのではないかなと思い始めました。
–その時から青年海外協力隊のことを考え出したのですね。
そうですね、青年海外協力隊や国際協力に興味のある人たちが集まっている場所がないかなと調べ出して、
“ボランティア”、“国際協力”で探して『ケア・インターナショナルジャパン』という女性や子どもに焦点をあて貧困解決に向け活動している団体を見つけました。そこで社会人をしながらファンドレイジングボランティアスタッフとして日本で活動するようになりました。
–同じような分野に興味のある方々に出逢いを求めに行ったのですね。
はい、そこでの活動を通じて青年海外協力隊経験者と知り合い、いろいろな話を聞かせていただきました。
–実際に海外で国際協力活動をされた方の話を聞いて、自分も行ってみたいと思うようになったのですか?
はい。話を聞いて「途上国の現場社会を自分の目で見てみたい」「守られた環境から飛び出し、自分のスキルを高めたい」、「アフリカに恩返しをしたい」と思って昔年海外協力隊の書類審査と2回の面接を受けてケニアに行くことになりました。社会人として4年働いてからの新たな挑戦です。
→【3/3ページ】いよいよ青年海外協力隊としてケニアで活動。