社会人2年を経て、人生を変えにアメリカへオペア留学!(杉田ゆう子さん)
|社会人経験2年を経て、オペア留学でアメリカに行かれていた杉田ゆう子さん。
■今回、取材させていただいた留学Person
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回のテーマは、「海外で子どものお世話をしながらお金ももらえる」と評判の「オペア留学」です。
社会人になって2年。忙しい毎日を過ごしているうちに「一生このままで、本当にいいのかな・・・」と悩み始めてしまった、今回の留学Person、杉田ゆう子さん(すぎたゆうこ、以下、ゆうこさん)。
「今を変えるために、留学に行きたい!」
ゆうこさんが、ずっと心に抱いていた思いを、先送りにしてしまっていたのは、多くの留学生を悩ます”費用不足”が原因でした。
費用不足の解決策として有名なのが、「現地で働く事ができる”ワーキングホリデー”制度」ですが、ゆう子さんが選んだのは、それとは別のオペア留学。
アメリカで、ホームステイをしながらチャイルドケアのお仕事をする「オペア留学」。
それは、ゆう子さんの費用の問題を解決しただけではなく、「人生に悩んでいた自分に、新しい風を吹かせてくれた」と力強く話してくださいました。
ゆう子さんの「人生や価値観を大きく変えた」という「オペア留学」とは、いったいどのようなものなのか?
今回のインタビューでは、
・オペア留学ってどうやって行くの?
・どんな生活をしているの?
・オペア留学を経験して、どんなことが得られたの?
のような「オペア留学の始まりから終わり」までのストーリーをお届けします!
■「この生活が一生続くのかな・・・」。不安な社会人生活を変えるため、オペア留学を決意!
子どもと公園をお散歩中(チャイルドケアの仕事風景)。
-ゆうこさん、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
―まず、ゆうこさんがしていた留学について教えてください。
はい、2010年2月から2012年3月まで、「オペア留学」というプログラムを使って、アメリカのニューヨーク郊外で生活していました。
-オペア留学?それはどういった留学なのですか?
オペア留学は、「お子さんのいる家庭でホームステイをしながら週5日間、仕事として子どものお世話(チャイルドケア)」をするんです。
-ベビーシッターのようなお仕事を現地でするんですね!「ホームステイ+子どものお世話」というイメージでしょうか?
イメージはそれに近いと思います。
ただ、単なるホームステイではなく、オペア留学は、アメリカの政府認定プログラムなんです。
なので、現地の「大学」や日本で言う短大のような「コミュニティカレッジ」へ通って単位を取ることもでき、仕事をしながら英語の勉強もできる留学なんです。
-お金をもらいながら、大学で単位まで取れちゃうなんてすごいですね!オペア留学に行くのは何か資格が必要なのですか?
大学のカフェテリアでランチ中。
私の時は、日本の運転免許証を持っている事(国際免許証を取得できる)と、オペア留学へ行くまでに200時間「子どものお世話に携わっていた経験」が必要でした。
なので、そこが他の留学との違いかもしれません。
-200時間!結構ハードルが高そうですね・・・。
いや、そんなことも無かったですよ!
「子どものお世話に携わっていた経験」と言っても、保育園のような仕事じゃなくても大丈夫なので。
私は”友人の赤ちゃんと一緒に遊んだり”、”二人でお留守番をしたり”して経験を積みました。
-それなら保育経験の無い方でも機会を持てそうですね!ちなみに、時間はどうやって計るんですか?
ホームステイ先のお子さんとお絵かき中。
オペア留学のWebサイトで申し込みをすると「チャイルドケア実績表」というスタンプカードが送られてくるです。
そこに自分がお世話をしていた時間分、第三者にスタンプを押してもらって計ります。
私の場合、友人の子どもや通っていた英会話教室の子どもをお世話していたので、頼んでくれた友人、教室の先生にスタンプを押してもらってました。
子どもを1時間お世話したら、1つスタンプを押してもらい、いっぱいになったら準備完了です!
-ゆうこさんはオペア留学前、どんな生活を送っていたんですか?
オペア留学に行く前はディーラーで受付・販売の仕事をしていました。
でも、その仕事がすごく忙しくて・・・。毎日「疲れて帰ってはベットにバタンと倒れ込んで、また出勤」という生活の繰り返し」だったんです。
「夜ご飯を食べているときに寝てしまう」なんてこともありました(笑)。
-そんなハードに働かれてたんですね・・・。
はい。。。なかなかお休みもとれず、「このままこの生活を一生し続けるのかな」と思うとモヤモヤしてしまって・・・。
仕事自体にやりがいはあったんですが、没頭するまで夢中にはなれなかったんです。「もっと楽しい毎日を送りたい!」といつも考えていました。
―オペア留学はゆうこさんにとって、どんなところが魅力的でした?
子どもの授業参観。
まず、費用がとても安い!出発前にかかる費用が、全部あわせてもおよそ40万円程度だったんです!
当時、”語学留学”や”ワーキングホリデー”も考えたんですが、「資金が足りない事」がネックだったので、この費用は、私にとっては、とても魅力的でした。
-40万円!現地で別途費用がかかったりはしないんですか?
ステイ先によって異なるかもしれませんが、ホームステイをしながら子どものお世話をするので、私の場合「おうちで食べるご飯」や「移動のためのガソリン代」等はホームステイ先の家族が出してくれました。
学校も500ドル(約5万円)までならホストファミリーからの学費補助がいただけるんです。
※1USドル100円換算。
-学校もご家族の支援を受けられるんですね。
はい。さらにオペア留学は、”チャイルドケア”という「仕事」をしに行くので、その報酬も毎週約2万円ほど出ました。なので、現地の出費分はその場で稼ぐ事ができました。
-自分が使う分は現地で働いて稼げる、というのは魅力的ですね。
友達とのランチ中。
はい、留学をするにも資金の面が心配だったので、これは、とてもありがたかったです。
ホームステイ先も、渡航前にあちらの家族と合意して行くので、行けばすぐに家も仕事もあった事が、私にとってはすごく安心でした。
-英語力はどのくらい必要でしたか?
私の場合、高校2年生の頃アメリカへ、1年間交換留学に行ってたことがあったので、実はそこまで困らなかったんです。
-では、結構話せる方が行く留学なのでしょうか・・・?
いや、来ている子の中には、ほとんど英語が話せない子もいましたよ!
その子は、利用したエージェントが彼女の英語力を考慮してくれたみたいで、「日本人とアメリカ人夫婦」や、「子どもに日本語で接してほしい」といったお宅とマッチングしていました。
なので、最初から英語ができなくても大丈夫そうでしたよ。
-それなら、多くの人に可能性がありそうですね!語学レベルはどのように測っていました?
オペア留学登録時にWebサイトで簡単な英文法テストをやるので、おそらくそこで英語力を確認していたのかもしれません。
-仕事を辞めて、長期で行くことに不安はありませんでしたか?
正直に言うと、不安は少しだけありました。
25歳で留学したので、「帰ってきて婚期を逃さないか」とか、「帰国後も仕事があるか」といったことを。
でも、当時は、毎日かなり疲れ切っていたので、不安ではあったんですけど、「新しい生活が始まる」という期待感がそれを上回り、決心する事ができました。
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