人生の二大テーマ『国際協力』と『ドイツ』を合わせた経験が今の生き方に繋がりました。(浦野聖さんVOL.2)
|ハイデルベルク大学での語学留学後、ドイツ国際平和村でのボランティアを経験された浦野聖さん
■今回、取材させていただいた留学PERSON
留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回は、『フィリピンでの経験が、今のNGOや国際協力活動の原点になりました』の記事で紹介させていただいた、浦野聖さん(うらのたかし、以下、浦野さん)の第二弾記事です。
浦野さんの第二の留学経験はドイツ。4週間、サマースクールに通われ、ドイツ語を勉強しながら大学の卒業論文を書くためのアンケート調査を実施て過ごされました。帰国し、大学を卒業してからは一般企業に就職するも会社を辞めてドイツに再び渡られます。二度目のドイツでは、ドイツの現地NGO『ドイツ国際平和村』でボランティアスタッフとして1年を過ごされた浦野さん。現在は国内外でのボランティア経験を活かして国際協力NGOで働かれています。
今回の記事では、大学4年生の時に経験された語学留学、社会人になりボランティアスタッフとして過ごした1年間のドイツでの体験談をご紹介します!
■次のステップに行くためにはまずはどこかに行ってみないと。
-浦野さん、今日もよろしくお願いします。
はい、今回はドイツでの経験をお話させていただきます。よろしくお願いします。
–2回ドイツに滞在している浦野さん。1回目はどんな経験をしたのですか?
大学4年生の時に4週間、ハイデルベルク大学のサマースクールに行って短期留学をしました。
ドイツ語の語学留学です。
–大学に行ったのですね。どうやって行ったのですか?
大学のドイツ語の先生に紹介していただいたことがきっかけです。
留学先のクラスの先生とチューターと。
–ラッキーですね。でもどうしてドイツを選んだのですか?
大学の授業で第二外国語を選択していたこともありますが、私は環境オタクだったのが大きいです。
ドイツは環境先進国なので、ドイツに行ってみたかったのです。
–環境オタクですか、、、では、留学中はドイツ語以外にも環境に関する事を学んだりしましたか?
大学の卒業論文で、「若者の環境問題に関する意識と行動」のアンケート調査をドイツと日本とで調査したものをまとめて卒論にしました。
論文に使うドイツの学生の声を集めるために、留学中、授業が終わると学校の図書館に前に立って
「すみません、あなた大学生ですか?アンケートを集めているので答えてくれませんか?」
と声をかけていきました。
–すごい!体当たりですね!声をかけるのって緊張しますよね。
4週間で何人くらいの方が協力してくれましたか?
250人くらい集まりました。毎日、図書館前に立ってつたないドイツ語で話しかけていたので「なんだ、あの日本人」と思われていたでしょうね。(笑)
ドイツでもアンケート調査を行い卒業論文を準備。
-250人?!浦野さんオリジナルのドイツ滞在ですね。留学中に卒業論文の調査もしてしまうなんて、はじめて聞きました!
→【次ページ2/2】思いもよらぬ自体が決意させてくれた「ドイツ国際平和村」行き。人生何が起こるかわからない!