「僕にしかできない事ができる事」が途上国に留学するメリットだと思います。(谷岡浩紀さんVol_2)
|日本について大学でプレゼン中の谷岡さん
■今回、取材させていただいた留学PERSON
留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回は、昨日配信の「僕がインドネシアの大学院に留学した理由」の記事で紹介させていただいた谷岡浩紀さん(たにおかひろき、以降、谷岡さん)の後編です。
前編では、谷岡さんが「なぜ、インドネシアに留学をする事になったのか?」「インドネシアのバンドンとはどのような街なのか」を中心にお届けしたのですが、後編では、「大学院での生活」そして「谷岡さんにインドネシアに留学してよかったと感じたメリット」などを伺ってきました。
■1つの授業に対して勉強する量が多いので、日本とは「1つの授業の重みが違う」と感じます。
谷岡さんが通われているバンドン工科大学
–谷岡さん、前回に引き続き今回もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
–前回はインドネシアやバンドンでの生活の事を中心に聞かせていただいたので、今回は大学院の事を聞かせてください。普段はどのような事を勉強されているのですか?
はい、前編でもお伝えした通りに、今は、インドネシアのバンドン工科大学に正規留学していて、航空工学を専攻しています。この(2015年)9月から2年生になる所です。大学では、インドネシア人の指導教員の先生の研究室に所属しています。
–バンドン工科大学はどのような大学なのですか?
バンドン工科大学の風景
一応、インドネシアでもトップ3の大学に入っているので、国内では結構レベルは高い方の大学だと思います。
–普段はどのようなタイムスケジュールで過ごされていますか?
キャンパスの様子
日によってまちまちなのですが、僕の場合、最初のセメスターは授業があったのが水曜日と木曜日だけだったので
・AM7:00〜12:00頃まで授業(水)
・AM7:00〜16:00まで授業(木)
というスケジュールでした。それ以外は研究室にいる感じです。すごい詰まってたのは運が悪かったと思ってました。
–授業が詰まってるのあまり得意じゃない方ですか?
教室で卒論修論発表をしているところ
はい、ちょっとはゆっくりしたかったです(笑)
–あまり詰まっていないと、どのようなタイムスケジュールに?
それだと
・7:00〜10:00授業
・10:00〜12:00休み時間(学食でランチなど)
・12:00〜17:00研究
・22:00就寝
という風になります。
–ちなみにインドネシアの大学院は、いつ入学して、いつ卒業するのですか?
大学内のロビー
はい、普通は卒業までは2年間で、その間4セメスターです。
僕の1年目は、
・2014年8月:入学
・2014年8月〜12月:第一セメスター
・2014年12月後半〜1月後半:ホリデー
・2015年1月後半〜5月:第二セメスター
・2015年5月後半〜8月後半:夏休み
でした。
2年目も同じスケジュールです。
–なるほど、だから今(2015年7月末)が休みで日本に一時帰国しているんですね!
はい、まもなくバンドンに帰って第三セメスターの準備です。
–バンドンに戻られる前の貴重なお時間ありがとうございます。ちなみに単位計算はどのようなシステムなのでしょうか?
キャンパスの様子
大学院2年間で取らなきゃいけない単位が36単位なんですけど、そのうち6単位は自分の研究に関してなので、授業では30単位取得する事が卒業の条件になります。
–1授業で取得できる単位は何単位なんですか?
1授業は3単位です。ですので、卒業までに10個の授業で合計30単位取得しなければいけません。僕の場合は最初4つ、次のセメスターで4つで、第三セメスターでは2つの授業を取る予定です。
–授業数自体はそこまで多くなさそうに感じるのですが、結構大変ですか?
はい、日本とは「1つの授業の重みが違う」と思います。一つの授業に対して勉強する量が多い上に英語ですので、やはりそういう意味で大変だと感じます。
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