「僕にしかできない事ができる事」が途上国に留学するメリットだと思います。(谷岡浩紀さんVol_2)
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大学院の友達との写真
■「一番苦労するのは研究してる時に教授とディスカッションをする時です。」バンドン工科大学で必要な英語力とは!?
–インドネシアの大学院でも、授業は英語なのでしょうか?
いや、普通、授業はインドネシア語です。ですが、自分がいる学部はすごく留学生を受け入れてるので、英語の授業が受けられます。
–なるほど、基本的にインドネシア語だけど、谷岡さんの学部は英語なんですね。
大学内の掲示板
はい、ですので、僕の場合は日本の大学を卒業して、すぐに入学できましたが、通常は最初の1年間でインドネシア語を勉強して、やっと入学できる制度です。
–では、通常はインドネシア語を1年間勉強して2年間通うので合計3年かかるって事ですね。
はい、そうなります。
–ちなみに英語力はどの程度必要なのですか?その前に、入学前に英語力試験とかあるんですか?
校舎
はい、大学院に入る前に一応、試験はあります。
大学によると思うのですが、自分の場合は、まず大学に出願する提出書類がいくつかありました。例えばTOEFLの点数だとか。英語力の試験というか、証明がここで必要になります。
あとは推薦状を研究室の教授に書いてもらい「なぜ、バンドン工科大学に入りたいか?」を書いて提出しました。
–ちなみにその書類とは全て英語ですか?
はい、英語です。
–結構ハードル高そうに聞こえるのですが、英語力ってどのくらい必要だったのですか?
いや、実際そこまでびっくりするほど高い英語力は必要ないと思います。
現地にいる留学生とかも、全然ペラペラっていうわけではないですし。ただ、かと言って研究ができないほど低くもないです。一応「準備したらプレゼンできるし、ディスカッションもできる。」くらいが最低限のレベルかなと。自分はそんなに英語うまくないです。
–英語力スコアだとどれくらいでしたか?
向こうに提出したTOEFLは少し形式が違うので、わかりやすく言うと、大学4年時のTOEICで785点のスコアでした。日本では高い方の部類に入ると思うのですが、留学するレベルで言うと決して高い方ではないですし、うまいとは言えないレベルだと思います。
–確かに、わりと日本人の中ではできる部類ですが、他の欧米諸国への留学に比べて、決して圧倒的に高い英語力が必要というわけではなさそうですね。
はい、そうだと思います。ただ現地で英語で授業受けたり、論文書いたりで、だんだん英語力が伸びて行くのは感じます。
–英語の授業って大変そうなんですけど、大丈夫なんですか??
大学で行わるイベントの告知
どうなんですかね。でも、日本語の授業より苦労する事は間違いないです。一番苦労するのは研究してる時に教授とディスカッションをする時です。英語で細かい事を言ったり、論理的に説明するのに結構頭を使うのでうまく言葉にならない事もあったり。
後、英語の論文も結構読むので大変ではありますが、でもそれは研究をしていれば日本でもそうなので、そこまで問題にはならないかなぁと。
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