ボストン留学で出会った「新しい私。」(宮越真央さん)
|大学のプログラムで1年間ボストンに留学していた宮越真央さん。
■今回、取材させていただいた留学Person
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回インタビューさせていただいたのは、2010年3月から大学のプログラムで約11ヶ月間、ボストンに留学されていた宮越真央さん(みやこしまお。以下、真央さん)です。
「ボストンって、聞いた事はあるんだけど、実際はどんな場所なんだろう?」
皆さん、そんな事を思った事はありませんか?
実は、真央さんはボストンに留学したかったわけではなく、大学のプログラムだったため、留学先の選択肢はボストンしかなく、渡米前はボストンについての知識はほとんどなく
「アメリカと言えば、LAかニューヨークでしょ!」
と思っていたそうです。しぶしぶボストンに飛び立った真央さんでしたが、ボストンでの生活を通してあるキーワードに出会います。そして、そのキーワードが今の人生に大きく影響を与え、今では「世界」を舞台に活躍するように。
真央さんを魅了してしまったボストンの魅力とはなんだったのか?そして、この留学を通して真央さんの人生はどのように変わって行ったのでしょうか?
■「えっ、留学しなきゃ卒業できないの!?」
クラムチャウダー発祥の地「ボストン」で夏に毎年行われる「クラムチャウダーフェスティバル」に。世界中のクラムチャウダーが食べられて、大にぎわいだったそうです。
–真央さん、本日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
–まず、真央さんの留学経験について教えてください。
はい、大学2年生の時にボストンに約11ヶ月間、留学していました。
–結構長いですね。これは交換留学?
ボストンの有名観光地「トリニティ教会」。教会の中ですごくきれいで、よく通われていたそうです。
いや、そんな立派なものではなくて、大学のプログラムでした。実は私の入学した学科では、半年以上の留学が必修だったんです。。なので、留学しないと卒業できなくて。。。
–えっと、残念そうに話してますけど、留学はしたくなかったのですか?
実は、第一志望の大学ではなかったので「留学しなきゃいけない」という事を知らなくて。。
しかも、留学と聞くと、すごく良さそうに聞こえるじゃないですか。でも、私の場合「同じ大学のボストン校に学科のメンバー150人くらいの集団で行く。」というものでした。ですので、「留学って言ってるけど日本人ばっかじゃん!」という感じだったんですよ(汗)
費用も大学負担ではありませんし、、、
–なるほど。でも、確かに言われてみれば、入学前に大学の制度ってそこまでしっかり調べないかもしれませんね。。それまで海外経験はありましたか?
留学中の旅行で行ったフロリダにある「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」。ハリーポッターが大好きな真央さんは大興奮だったそうです。
高校時代の修学旅行が、シンガポールとマレーシアでしたので、一応、海外に行った事はありました。ただ、それだけでしたので、私にとってボストンは、ほぼ初海外のような感覚でした。
–なるほど。では、英語力はいかがでしたか?
英語は嫌いではなかったですけど、とても「できる」なんて言えるレベルではありませんでした。会話も”I have a pen.”とかが言える程度でしたし。ただ、「リスニングが得意」と出発前には自負していました。
–リスニングが得意だったのですね!
はい、海外ドラマが好きだったので(笑)「フルハウス」と「チャームド」っていう魔女3姉妹の物など見て楽しんでました。ただ、それも現地に行ったら、全然通用しなかったんですけど。。
–なるほど、出発前に英語の勉強はしましたか?
真央さんに英語を教えてくれたカナダ人の先生。
はい少しですが。「向こうに行った時に、クラスで当てられたらどうしよう。。」と思って。。。
これは「英語ができるようになりたい」というより「英語ができないで困ったらどうしよう。。」という恐怖感のようなものの方が強かったかもしれません。めっちゃびびりなので。。
–でも、行くって決まると自然と勉強し出すんで、強制的だったとはいえボストン留学が決まったのはよかったかもしれませんね(笑)
そうかもしれません。とりあえず、向こうで「答えられて、ドヤ顔してたいから」という安易な理由もありましたが(笑)でも、実際は、当てられても全然答えられなかったんですけど(汗)
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