地方の女子大生が大都市ロンドンに留学!そのギャップの中で得たものとは?(野路彩也香さん)
|福井の大学を休学し、約1年間、イギリスのロンドンに留学をされていた野路彩也香さん。
■今回、取材させていただいた留学Person
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回、インタビューさせていただいたのは、現在、福井県の大学に通う4年生、野路彩也香(のじさやか)さんです。(以下、さやかさん)
東京や大阪のような都会に比べ、「周りに留学する人が少なく、情報格差がある」と言われている地方の大学生。
そんな地方の大学生が、いざ、「留学する!」となると、そこには、英語力の他にも
・休学する事に対する周りの理解
・留学計画を立てる際の情報収集
・慣れない海外の”都会生活”
など、様々な困難があったそうです。
そこで、今回は、そんな不安を解消すべく、大学3年時に休学をして約1年(11ヶ月)の留学を経験された、さやかさんに、その実体験を伺ってきました!
■きっかけは「もっと話したい、海外のことを知りたい! 」という好奇心。
現地で出会った日本人の友人たちと。
―さやかさん、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
―まず、さやかさんの留学の時期を教えてください。
はい、2014年の10月から2015年の9月まで、約11か月間イギリスのロンドンへ語学留学していました。
―留学しようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?
オーストラリア研修中に現地の小学校にて。
きっかけは、高校三年の時に初めて行った、二週間のオーストラリア研修でした。
高校の選択授業で英会話を取っている20人弱の人が必ず行けるプログラムだったんですけど、その時にホームスティをしたのが、私の初海外でした。
―では、高校生の頃から英語に興味があったんですか?
いえ、その時は特に強い憧れはなくて、「海外」に少し興味があった程度でした。
当時は全然英語が話せなくても、「行ったらなんとかなるかな。」なんて軽い気持ちで行ってみたんですけど……
やはり、英語ができない状態では結構苦労しちゃいました。。。
―では、オーストラリアでどのように過ごしていたんですか?
ホームステイ先の子と、学校にて。
基本的には、ホームスティ先にいた小学生の子どもや、学校のプログラムで連れて行ってもらった小学校の生徒たちと遊んだりしていました。
―英語がしゃべれなくても遊べるのものなのですか?
なにせ、相手は小学生ですので、英語が話せなくても”一緒に遊ぶ“事はできたんですよ。
―確かに言われてみれば、子どもとなら英語力がなくても何とかなりそうですね。
はい、そうなんですよ、子どもなら体を使えばなんとかなりますし(笑)。
このオーストラリアでの経験で「もっとみんなと仲良くなりたい、自分のことを伝えたいし、相手のことも知りたい!」と思うようになって、大学二年生の夏休みは、二か月間アメリカへ語学留学する事にしたんです。
―アメリカへも留学されてたんですね。2回も海外に行ったのに、なぜ、また留学をしようと?
それは、アメリカ留学をきっかけに、英語を話すだけでなく”海外で生活する事”にもすごく興味が沸いてきたのが大きかったです。
「もっと長く生活すれば、楽しそうだし、その場所のことをよく知れそうかも!」と思ったのもあって、休学して長期で行く事にしました。
―でも、休学すると卒業が1年遅れちゃいますよね。それを告げた時のご両親は反応はどうでした?
ロンドンの観光名所、夜のビックベン。
やはり、最初は、母が一年遅れることに不安を感じてたみたいです。「そんな、休学してまで行くなんて。。」って。
―やはり、親としては心配な所ですよね。
はい。ただ、母の知り合いに短期留学経験者がいて、その人が「本当は自分も長期留学もしてみかった。」と言ってたみたいなんです。
その話を聞いた事がきっかけで、私にも「同じ後悔をさせたくない」と思ってくれたのか、「なら、さやかも行ってみてもいいんじゃない。」という風になってくれて。
そのおかげで、無事に留学に行ける事になりました。
―さやかさんの熱意が通じたのですね!ちなみに、留学先をイギリスにした理由は?
正直に言うとあまり深い理由はなくて、「オーストラリア、アメリカ、と留学したので、次はイギリス!」みたいなノリでした(笑)。
イギリスは文化もその2ヶ国とは全く違うと思いますし、話されている英語も”オーストラリア英語”や”アメリカ英語”と”イギリス英語”では全然違うと思ったので。
「どうせなら、その方が新鮮かな」と思って決めました。