「フランスの文化へ溶け込むための努力」が私を変えてくれました。(西海由希さん)

フランス、リヨンに1年留学されていた由希さん

大学2年生の時にフランスのリヨン第三大学に留学されていた西海由希さん

 

今回、取材させていただいた留学PERSON

 

海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。

今回、取材させていただいた留学Personは、現在、早稲田大学国政教養学部4年生の西海由希(にしうみゆき)さん(以下、由希さん)です。

由希さんは、大学2年生の9月から1年間、フランスのリヨン第三大学に留学され、留学中は「外国語としてのフランス語教授法(FLE)」を学ばれたほか、現地の文化や人に触れ、そのことが由希さんの帰国後の進路に大きな影響を与えてくれたそうです。

インタビュー中に「将来は、言語的な知識だけでなく、フランスの文化的側面もしっかりと伝えられるフランス語教師になりたい。」と強く語ってくれた由希さん。ですが、留学前は、将来やりたいことは見つかっていなかったそうです。

夢を見つけ、由希さんを大きく成長させてくれたフランス留学はどのようなものだったのでしょうか?

 

■大学の環境とフランス語の持つ美しさに惹かれて決めた留学先

留学中の一コマ

 

–由希さん、本日はよろしくお願いします!

はい、よろしくお願いします。

 

–最初に由希さんの留学経験について教えてください。

私の学部では、留学に行くことがプログラムで決められていたので、大学2年生の9月から1年間フランスのリヨン第三大学に留学し、後に専攻となる「外国語としてのフランス語教授法、日仏比較文化、日仏翻訳」などを学びました。

 

–どうして留学先をフランスに決められたのですか?

留学中に友人たちと

留学中に友人たちと

 

留学先をフランスに決めたのは、大学の環境が大きな理由の一つでした。

私の学部は、周りに帰国子女や海外経験のある学生が多く、授業や休憩中にも英語が飛び交っています。英語はもともと好きで、大学受験の時には「得意科目は英語」というくらいでしたが、実際には会話についていくことが難しく、悔しい思いをたくさんしました。

 

でも、第二外国語のフランス語の授業では、周りも大学で初めてフランス語を習う学生が大半だったので、「フランス語ならスタートラインは一緒なんじゃないか。じゃあ頑張ってみよう!」と思ったことと、何よりフランス語の響きのもつ日本語にはない特徴的な美しさに惹かれたことがきっかけでした。

 

–フランスに留学を決めてから不安なことはありましたか?

 

実際に行く前は、「このフランス語のレベルで本当に留学にいけるの?」とか、一人暮らしもしたことなかったですし、色々とめちゃめちゃ不安でした。

あとは、「日本の友達と離れる辛さ」や、「フランスで友達ができるのか」とか。

 

– 出発前に何か対策などはされていきましたか?

大学の近くの風景

住んでいたアパートの近く。

 

留学中は、現地の人とたくさんコミュニケーションをとって、話す・聞くの能力を特に伸ばしたいと思っていたので、「まずは単語・文法といった読み書きを覚えなきゃ始まらない!」と、出発前の1年間、思いつく限りの勉強はしていきました。

 

→【次ページ2/3】実際に、現地で由希さんのフランス語は通じたのか!?

 

 
 
目黒みのり
チャリティーマラソン大会のインターンシップ、途上国でのボランティアプログラム、オーストラリア(メルボルン)語学留学を経験。留学Personでのインターンシップを経て、ライターデビュー。趣味はミュージカル!