私の人生を豊かにしてくれたスウェーデンでの交換留学(堀田有里さん)
|大学4年生の時にスウェーデンのリンショーピン大学に留学されていた堀田有里さん
■今回、取材させていただいた留学PERSON
海外留学体験談インタビューマガジン留学Person。
今回インタビューさせていただいたのは、堀田有里(ほったゆり)さん(以下、有里さん)。有里さんは大学4年生の時にスウェーデンのリンショーピン大学に約1年交換留学で行かれてました。
現地では、スウェーデン社会や福祉について学ばれたほか、スウェーデンの街、文化、価値観を知り、その経験がその後の人生に大きな影響を与えたそうです。
留学先として、実はカナダを志望していた有里さんですが、「結果的に大満足でした!」とインタビュー中に力強く語ってくれた有里さん。有里さんを魅了したスウェーデン留学の魅力とは!?
■きっかけは偶然?有里さんはなぜスウェーデンに?
留学中に友人たちと
–有里さん、本日はよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。
–まず、有里さんがしていた留学について教えてください。
大学4年生の8月から、5年生の6月までスウェーデンのリンショーピンという街にあるリンショーピン大学に、大学の交換留学プログラムで留学しました。
–リンショーピンって初めて聞くのですが、有名な街なのですか?
リンショーピンは、首都のストックホルムから電車で、1時間半か2時間くらいで着く、スウェーデンで4番目に大きい都市です。
–つまり、日本で言うと福岡のようなイメージ?
そうですね。でも福岡との規模はだいぶ差がありました。私が行った時は、第4の都市ではなくて、4番目に小さい都市かなって思ったくらいです(笑)そのくらい素朴な所でした。
–そもそも、なんでスウェーデンに?他の場所は考えなかったのですか?
はい、私、実は最初はカナダを目指していたのですが、カナダはTOEFLが1点足りなくて。次に応募したのがニューヨーク郊外のところだったのですが、これも応募者多数で落選してしまって。
ニューヨークに応募した時に第2希望で、当時のTOEFLの点数でも応募できる国にスウェーデンがあって、「まぁ、スウェーデンもどこにも留学に行けないよりかはいいか、ちょっと選択肢として残しておこう。」という軽い気持ちで書いたんです。
そしたら、面接後に大学から電話がかかってきて、「堀田さん、スウェーデンならいけますけど、どうしますか?」って言われて。
–それでスウェーデンに行こうと。
はい、その時点ではヨーロッパに一度も行ったことがなかったので、「ま、ヨーロッパのような自分にとって未知の地域に行ってみるのも楽しいかな。」と思って決めました。
その時は「北欧だと男女平等、福祉が充実してる、デザインがオシャレ」のようなイメージしか持ってなかったので、「実際どうなんだろう、この目で見たいなぁ」と思って。
–ちなみに、留学はずっとしたいと思っていたんですか?
留学は、長期で行きたいなっていう風に考え始めたのは大学3年の時でした。
–それは何かきっかけが?
大学二年生の頃から、学部のACE(Advanced Communication English)という週4の英語コースに所属していて、そこでディベートとかディスカッションとかの授業を受けていました。そのおかげでTOEICの点数もぐわーっと伸びて行ったので「この英語をもっと使える機会を増やしたいなって」と思ったんです。
「そのためには長期留学が一番いい方法だ。」と思って、TOEFLの猛勉強をしました。準備が遅かったので大学4年生での出発に間に合うように準備をしました。
–なるほど、日本にいる時から英語には触れていたのですね。でも、この時期って就活では。。
はい、そうですよね。でも、私は留学する気だったので、特に就活はせずに、ひたすら留学するためにTOEFLの勉強をしていました。TOEFLはそんなに生易しいものではないので、本当に集中してやりました。
–すごい情熱ですね!でも、周りが就活している中で、不安とかありませんでしたか?
所属していたACEの先輩たちも留学経験のある5年生や6年生が多くいて、その人たちが「卒業の時期を遅らせて、新卒で入る時期を遅らせたとしても、留学をした方が絶対に後悔しないよ。」とアドバイスをくれたおかげで、私も不安になる事はありませんでした。「ま、就職はなんとかなるだろう」って(笑)
–やはり、身近にそういう人たちがいるのって大きいですよね。次はいよいよ、スウェーデン留学中の事について聞かせてください!
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