地方の女子大生が大都市ロンドンに留学!そのギャップの中で得たものとは?(野路彩也香さん)
|取材後のさやかさん。
■外を知れた事で、変われた自分。この留学が今の私の原点になりました。
―11か月の留学を経て、この経験はさやかさんの中でどのようなものになりましたか。
この留学は「今の私の原点になった」と思います。
―原点とは?
この留学に限らないのですが、留学したおかげで私の「行動範囲と人間関係」が大きく変わりました。
それまでは福井のコミュニティしか知らなかったですし、会う人も限られていたので、話題とかも、いつも同じものばかりだったんです。
でも、留学中には、世界中の人や、日本人でも「東京から来ている人」や「海外経験が長く、自分の知らないような事をいっぱい知っているような人たち」と出会えて、それで自分の「行動範囲」や、「会話内容」、そして「人間関係」もどんどん変わっていきました。
これは留学中に限らず、帰国後もそうでした。
―やはり、長期留学をすると変化がある?
マカオから来た友達と日本と。留学を経て、日本での人間関係の幅も以前より広くなっていったそうです。
はい、そう思います。ロンドンでの生活は、これまで自分の周りにあった世界とは全く異なっていて、一気に視野が広がったと思いますし、今では遠く感じていた海外もすぐに行けそうな距離に感じています。
ただ、「何か変わる」という点では、長期留学に限った話ではないかもしれません。
―短期の時も変化を感じたという事でしょうか?
はい。これは、高校三年生の時にオーストラリアでの事に戻ってしまうのですが、そこも私の中では大きかったです。
それまでは、なんとなくブラブラして高校生だったんで、今から思うと、「毎日を目標なく、なんとなく過ごしていた人」だったと思います。
でも、オーストラリアに行ったおかげで「もう少し英語できるようになったら楽しいかな?」と思えるようになっていき、自分の中で「(何かをやりたいという)意思」が芽生えたんです。
―最初の留学が、モチベーションになって、ロンドン留学につながっていったのですね。
旅先のパリにて。
はい、ずっと目標も目的もなかったので、小さな目標でも、それが持てたおかげで、少しずつ変わっていけたのだと思います。
福井も好きですし、留学前は不満に思う事も特になかったのですが、現状に満足してるかどうかに関わらず、「違った環境に身を置いてみることってとても大事だった」と、すごく思います。
あと、気づかなかった自分に出会えて、留学前よりも、自分に自信が持てるようになれました!
―海外経験を通して、さやかさんがとても生き生きしてきたのが伝わってきます。さやかさん、本日はありがとうございました。さやかさんの今後のご活躍も、期待していますね!